こんにちは。
街中で「ノボル先生!」と声をかけられたときに3年前に卒業した子の名前が出てこなくてショックのノボルです。
教育、子育てを共育=「大人も子どもも笑顔になる」と捉えて、頑張っている若手先生や仕事と家事育児の両立に悩むママパパさんの力になりたいと発信しています。
今回は、「新年度初日にすべきこと」です。
3月も終わりが見えて、新年度のスタートが始まりますね。
- 4月から学校の先生として働く新任の先生
- 4月から別の学校に異動が決まっている先生
緊張と不安な気持ちがありますよね。
この記事では、新しい学校に赴任する先生が、初任とかベテランとか経歴に関係なく、新年度初日にすべきことを紹介しています。
この記事を読めば、子どもの成長を支える一員として安心して新しい学校に馴染むことができるようになります。
この記事はこんな人に読んでもらいたいです。
- 新しい学校が決まり、不安な気持ちがある先生
- 新年度初日に何をしていいかわからない先生
- 誰でもできる初日にすべきことを教えてほしい先生
まずは、ノボルの自己紹介から!
- 『大人も子どもも笑顔になる』がモットー
- 現役小学校教師11年目。1~6年全学年担任経験あり
- Q-Uによる学級満足度90%越え
- 教育、ビジネス、自己啓発などを中心に年間100冊以上の書籍を読破
- 義務教育学校経験。小学校に所属しながら中1社会を担当経験
- 学年主任の経験
- 学級担任に加え、人権主担・生活指導部長・道徳推進教師など複数の校務分掌を掛け持ち
- 病休経験→働き方を見つめマインドを整え小学校教員として復活
- 娘と息子をもつ2児の父親『行動で示すカッコイイ父ちゃん』が目標
- 1年間の育短(週に3日勤務、2日を育休)経験
- 仕事と家事の両立をめざし、時短家事コーディネーター資格取得
- 30歳を機に、フルマラソン挑戦。以降、毎年フルマラソン参加。
初日はとても忙しい・・
4月1日からの新年度。
新しい学校に赴任する先生にとって、新しい出会いがある日。
午前中の早い時間帯に新しく赴任する先生が職員室であいさつがあります。
初日のあいさつで失敗したくない先生はコチラを!
あいさつが終わると、初日は主にこんなスケジュールに!(学校によって違う)
- 校内体制発表
- 学校長からの学校経営方針
- 職員会議
- 部会決定
- 市教研決定
- 校務分掌決定
- 学年での打ち合わせ
子どもは春休みだけど、大人はバタバタ!(笑い)
また、初日だけでなく始業式までに多くて5日ほどしか準備する日がありません。
始業式までに、どんな仕事があるかというと・・
- 学級通信第1号
- 出席簿氏名印
- 教室整備
- 本棚整理
- 掃除箱チェック・掃除ができる用具があるか
- 名前シール(名札入れ・つくえ・いす)
- 番号シール(靴箱・ロッカー・S字フック・傘立)
- 教科書を読む
- 引継ぎ児童・アレルギー対応児童チェック
- 支援学級児童の授業や今後のことを担当の先生と相談
- 提出物チェックシート作成
- 前の学年からの学習用具を分ける
- 初めの3日間の流れ
- 座席表づくり
- 机の配置
- 給食当番・掃除当番表作成
- 日直の仕事・朝の会・終わりの会のシステム
- 黒板メッセージ
- 宿題の見本作成
- クラス児童のフルネームをパソコンに単語登録
- 自己紹介カードの印刷
- 学習のルール明確化
これは、あくまで学級担任編。
加えて、
- 学年主任の先生
- 事務処理
- 校内分掌
これらの仕事が上乗せ。
パンクしそう!(笑)
春休みにいかに効率よく仕事をこなすかは、TODOリストを見ながら抜け目なくこなしていくことが大事。
でも、大丈夫!
そんな先生のために、こんな記事があります!
この中の自分が出来そうなことから試してみてくださいね!
新しい学校に赴任する先生が、初日にすべきたった1つのこと
初日からバタバタと忙しいことはわかったと思いますが、忙しくても初日に必ずすべきことがあります。
結論から言うと、
自分からあいさつをする
です。
ここでいう「あいさつ」は、職員全体のあいさつではありません。
自分からあいさつをすることで、「初頭効果」につながる!
スゴイ!でも、初頭効果って何?
「初頭効果」とは、一番始めに得た印象によって、相手の人物像への全体的なイメージが大きく左右される効果のことです。
人間は、出会って数秒の間に相手の印象を決定します。最初の印象はインパクトが強く、なかなか上書きできないのです。
つまり、「最初に提示された情報が判断に比較的大きな影響を与えること」を指します。
初頭効果は次のような実験から提唱されたものです。心理学者のソロモン・アッシュ氏が1946年にこの実験を行いました。
実験方法
とある人物の性格を表す形容詞(優しい、など)を並べた文章を2つ用意し、それを読んだあとに、その人物に対してどのような印象を持ったかをチェックしたものです。
2つの文章は、内容がまったく同じなのですが、書かれている形容詞の並び順が、ポジティブとネガティで反対になるように構成されています。
- A:ポジティブな性格が先
ほがらか、正直、信頼できる、用心深い、短気、嫉妬心が強い - B:ネガティブな性格が先
嫉妬心が強い、短気、用意深い、信頼できる、正直、ほがらか
実験では被験者を2つのグループに分類し、AとBのどちらかを読んだあとに、観察者に対する印象をインタビューしました。
実験結果
- A:ポジティブな性格が先
ほがらか、正直、信頼できる、用心深い、短気、嫉妬心が強い
→比較的良い印象を持った方が多い - B:ネガティブな性格が先
嫉妬心が強い、短気、用意深い、信頼できる、正直、ほがらか
→比較的悪い印象を持った方が多い
上記のように、全く同じ性格特性であっても、表示される順番が違うだけで印象が変わることから「初頭効果」が実証されました。
ボクは、新しく赴任する学校では、自分の学年だけでなく合間を縫って他学年の先生にあいさつ回りをします。
あいさつ回りといっても、たいそうなことではありません。
自分から他学年のフロアに行き、
「はじめまして。ノボルです!一年間、よろしくお願いします」
と笑顔でハキハキと伝えること。
このあいさつに、初任の先生やベテランの先生は関係ないと思っています!
まとめ 第一印象が今後を左右する
いかがでしたか。初日からバタバタと忙しくなりますね。
- 学校の先生は、初日からバタバタと忙しい
- 忙しくてもすべきことは、「自分からあいさつ」
- 「初頭効果」によってあなたの印象は決まる!
- 自分からあいさつをすることは、初任・ベテラン関係なし!
全体のあいさつも緊張しますが、その後に自分からあいさつ回りをすることは、信頼や好印象を築く上で重要です。初対面の相手に対して積極的に挨拶することは、自己紹介や関心を示す機会を提供し、コミュニケーションの基盤を作ります。
第一印象は、その後の関係に大きな影響を与えます。
良い第一印象を残すことは、将来の交流や協力関係を構築するための足がかりとなります。また、あいさつから話が広がり、より関係を深めるチャンスにもなります。
自分から挨拶をすることは、他者に対する尊重や配慮を示すだけでなく、自己の信頼性や社交性を示す機会でもあります。そのため、初対面の場でも率先して挨拶することは、積極的なコミュニケーションスキルを示すと同時に、将来の良好な関係を築くための有効な手段となります。
気負わず、じっくりと。
自分から笑顔であいさつ。
ボクも4月1日、初日にあいさつ回りしよっと!
以上、「新しい学校に赴任する先生が、新年度初日にすべきたった1つのこと」の話題でした。
ほいじゃあね~👋