こんにちは。先日参加したフルマラソン大会の筋肉痛が3日以上とれないノボルです。
教育、子育て、習い事を共育=「大人も子どもも笑顔になる」と捉えて、頑張っている若手先生や仕事と家事に追われるママパパさんの力になりたいと発信しています。
さて今回は「話し方」編ですね。
学校で子どもたちや保護者、同僚に対して「話す力」は欠かせないスキルです。しかし、「どう話したらいいかわからない」「伝えたいことがうまく伝わらない」と悩んでいる教師の方も多いのではないでしょうか。
話す力は一部の人だけが持つ才能ではなく、ちょっとした工夫や意識で誰でも伸ばすことができます。
話し方のスキルってどうしたら高まるワン??
わたしは人前に立つのが苦手なので、ぜひ教えてほしいニャン!
誰でもできるちょっとした工夫ばかりなので、悩んでいるあなたにピッタリの内容ですよ!
今回の記事では、話が苦手と感じている教師でも実践できる、話す力を上達させるための5つの具体的な方法を紹介します。
それだけでは、巷にあふれる記事と変わりありませんよね?
これを読めば、今日からすぐに実践できるコツを掴み、自信を持って話せる自分に近づけます。子どもたちとのコミュニケーションを深めたい方、保護者との会話をスムーズにしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
- 話す力は教室の雰囲気を左右する重要なスキル
- 具体的な工夫で誰でも話し方を改善できる
- 話し方の質が子どもとの信頼関係を築く鍵となる
ざっとあげただけで、これぐらいですね!
今回は、こんな人に読んでもらいたいです。
- 話し方に自信が持てない新任や若手の先生
- 子どもたちとの関係性を深めたい若手先生
- 授業をスムーズに進めたいと考える先生
子どもも大人も笑顔に。
ボクがこうして情報を発信しているのは、子どもも大人も笑顔である生活をたくさんの先生にしてほしいからです。
まずは、ノボルの自己紹介から!
- 『大人も子どもも笑顔になる』がモットー
- 現役小学校教師11年目。1~6年全学年担任経験あり
- Q-Uによる学級満足度90%越え
- 教育、ビジネス、自己啓発などを中心に年間100冊以上の書籍を読破
- 義務教育学校経験。小学校に所属しながら中1社会を担当経験
- 学年主任の経験
- 学級担任に加え、人権主担・生活指導部長・道徳推進教師など複数の校務分掌を掛け持ち
- 病休経験→働き方を見つめマインドを整え小学校教員として復活
- 娘と息子をもつ2児の父親『行動で示すカッコイイ父ちゃん』が目標
- 1年間の育短(週に3日勤務、2日を育休)経験
- 仕事と家事の両立をめざし、時短家事コーディネーター資格取得
- 30歳を機に、フルマラソン挑戦。以降、毎年フルマラソン参加。
学校現場では、なぜ話し方が大事なのか?
話し方が教室の雰囲気を左右する
学校現場において、教師の話し方は教室の雰囲気を大きく左右します。特に、小学校では教師が子どもたちに話しかける場面が多く、指示や説明、フィードバックなど、授業のほとんどが「話す」ことで進められます。
話し方がわかりやすく明確であれば、子どもたちは安心して話を聞き、行動に移しやすくなります。一方で、伝わりにくい話し方や不安を感じさせる口調だと、子どもたちが集中を失ったり、教室全体の雰囲気が悪くなったりする可能性があります。教師の話し方は、単なる情報伝達の手段ではなく、教室の環境を作る重要な要素なのです。
話す力が信頼を築く鍵になる
教師と子どもたち、また保護者や同僚との関係性を築くうえでも「話す力」は欠かせません。わかりやすい言葉で話すことは、子どもたちに対する信頼感や安心感につながります。また、保護者との面談や同僚との打ち合わせなど、学校外のコミュニケーションでも、話し方が信頼構築の鍵となります。
特に子どもたちにとって、教師の話は日々の行動や価値観を形作る大切な指針となります。そのため、教師は「話す力」を磨くことで、教室内外でのコミュニケーションを円滑にし、より良い教育環境を作ることが求められています。
話し方がわかりやすく明確であれば、子どもたちは安心して話を聞きます!
誰でも話す力が上達する方法5選
子どもがザワザワ0になってから話始める
教室で子どもたちがザワザワしている中、話し始めてしまった経験はありませんか?特に新任の先生や若手の先生は、「早く授業を進めなければ」と焦ってしまいがちです。しかし、ザワザワした状態で話し始めると、子どもたちは話を聞く準備が整わず、結果的に説明を繰り返す羽目になります。これでは時間も労力も無駄になってしまいます。
ポイントは、教室全体が「静かになるまで待つ」ことです。具体的には、アイコンタクトを使ったり、静かに待つ姿勢を見せたりして「話が始まる雰囲気」を作るのが効果的です。
教室でもそうですが、教師は学年集会や学校の朝会で話すこともあります。人数が多ければ多いほど、意識するポイントは・・
- 話始める前に、「話します」と子どもに宣言
- 視線を向けている子を価値づけ
- じっと静かに聞いている子やクラスを褒める
話す前に「話します」と宣言してから話始めることは、明日からできることです。
そうすると、子どもたちは「聞かないといけない」とアンテナが動くポイントとなります。
待つ時間が長すぎると感じるかもしれませんが、ここで焦らず、落ち着いて待つことが重要です。
また、子どもたちに「先生が話し始めたら静かに聞く」ルールを浸透させるために、授業の最初や日常的な場面でその習慣を意識的に取り入れるのもよいでしょう。一度静かになる習慣がつくと、授業全体の進行がスムーズになり、教師自身も安心して話すことができます。
明日からできることを試してみましょう!
「え~と・・」「あの~」などを使わない
話している最中につい「え~と」や「あの~」といった言葉を使ってしまうのは、多くの人に共通する癖です。特に緊張した場面では無意識に出てしまいがちですが、こうした言葉が多いと話の流れが中断され、聞き手の集中力を削いでしまう可能性があります。
この癖を直すには、まず自分の話し方を客観的に振り返ることが必要です。授業の録音や録画をして、どのタイミングで癖が出るのかを確認しましょう。
自分の授業を録音することは、嫌なことかもしれませんが、授業力を磨くためには、必須といっても過言ではありません。
私が授業力を磨くために日頃行っていることはコチラの記事をどうぞ!
次に、間を意識的に取る練習をします。「え~と」や「あの~」を使いたくなったら、一度口を閉じて深呼吸し、次の言葉を考える時間を作ります。
また、あらかじめ話す内容を整理しておくことも効果的です。例えば、授業の導入部分や説明部分を簡単にメモしておくと、自信を持って話せるようになります。スムーズで明確な話し方は、子どもたちからの信頼感にもつながります。「え~と」を使わない話し方を身につければ、聞き手にとっても心地よい空間を作ることができます。
「え~と」や「あの~」といった言葉を削ぐことで伝わり方が大きく変わりますよ!
子どもが話した後にオウム返しをしない
この光景は、日本中の小学校で起きている現象だと思います(笑)
例えばこんなシーンです。
- 教師「まなぶさんは、なぜ起き上がったのでしょうか?」
- 子どもA「自分一人で立ち上がれたと思ったからです」
- 教師「なるほど。自分一人で立ち上がれたからだね」
- 教師「他にどんな考えがありますか?」
- 子どもB「さっきより回復したからだと思います」
- 教師「さっきより回復したからという考えだね」
発言した後、「そうだね」「○○くんが言った通り」などと繰り返していませんか?一見すると肯定しているように思えますが、オウム返しが多いと話の展開が止まってしまいます。
代わりに、子どもの発言に対して質問を投げかけたり、次のステップにつながるコメントを意識してみましょう。
たとえば、
- 「Aさんは今なんて言ったかな?」
- 「それはどういうことかな?」
- 「他の人はどう思う?」
などの問いかけを加えることで、クラス全体の思考を深めることができます。
フレーズを一番短く切る
話すときに一つのフレーズが長すぎると、聞き手である子どもたちは途中で内容を見失ってしまうことがあります。特に、若い先生は「丁寧に伝えよう」とするあまり、必要以上に言葉を重ねてしまうことがよくあります。
フレーズを短く切る意識を持つと、子どもたちにとってわかりやすい話し方になります。
例えば、次の時間が算数だった時に子どもに伝えることはなんでしょうか?
- (〇)「次は算数の時間です」
- (×)「では次に算数の時間になります。みんな、教科書を準備してね。時間が足りなくなるから急いで!」
と長く言いすぎると、逆に混乱を招く可能性があります。
練習方法としては、自分の話をシンプルにするトレーニングを日常的に行うことです。あらかじめ話す内容を3~5秒でまとめられるように考えてみるのもおすすめです。
また、子どもたちに話しかける際、「一文一意」を心がけるだけでも大きな違いを生みます。短いフレーズで話すことは、子どもたちに内容を効果的に伝えるだけでなく、自分自身の話しやすさにもつながります。
話す内容を3~5秒でまとめられるように考えてみるのはオススメ!
一緒に笑う
教室での雰囲気作りにおいて「笑い」はとても重要な要素です。話す力を伸ばしたいと思う先生にとっても、笑いを意識的に取り入れることは非常に有効です。
たとえば、少しユーモアを交えたコメントを入れることで、子どもたちは気持ちがほぐれ、話に耳を傾けやすくなります。また、先生自身も緊張が和らぎ、自然体で話せるようになります。「失敗談」や「ちょっとした自虐ネタ」を織り交ぜると、子どもたちとの距離が縮まりやすいでしょう。
さらに、子どもたちが笑ったときには、先生も一緒に笑顔になることで「一体感」が生まれます。この一体感は、教室全体のコミュニケーションを深める重要な鍵となります。ただし、笑いを取ることが目的にならないよう注意しましょう。子どもたちが安心して笑える環境を作ることが大切です。
子どもたちが安心すると、先生への信頼も高まります。
信頼を築くために、教師としてできることは、コチラをどうぞ!
「一緒に笑う」ことを心がけると、子どもたちとの関係性が自然と深まり、結果的に話す力も向上します。笑いの力を上手に活用し、温かい教室の雰囲気を作り出しましょう。
子どもたちが笑ったときには、先生も一緒に笑顔になることって、結構効果的ですよ!
まとめ
いかがだったでしょうか。話し方って教師にとってとても大事なスキルですよね。
- 子どもがザワザワ0になってから話始める
- 「え~と・・」「あの~」などを使わない
- 子どもが話した後にオウム返しをしない
- フレーズを一番短く切る
- 一緒に笑う
教師にとって「話す力」は、教室を動かし、子どもたちと信頼関係を築くために欠かせないスキルです。本記事では、話し方を磨くための具体的な方法として「子どもが静かになるのを待つ」「ムダな言葉を使わない」「オウム返しを避ける」「短いフレーズで話す」「一緒に笑う」といった5つのポイントを紹介しました。
話す力は、一朝一夕で身につくものではありませんが、意識的に取り組むことで確実に上達します。小さな意識改革が、子どもたちの集中力や教室の雰囲気、さらには教育効果に大きな影響を与えるでしょう。
今日からぜひ実践し、自信を持って子どもたちと向き合える教師をめざしてください。話し方の改善は、教育現場をより豊かなものに変える第一歩です。
以上、「【話が苦手な教師必見】誰でも話す力が上達する方法5選」という話題でした。
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