こんにちは。ノボルです。教育、子育てを共育=「大人も子どもも笑顔になる」と捉えて、頑張っている若手先生や子育てと両立しているママパパ先生の力になりたいと発信しています。
- プリントを回収する時に先生の前がぐちゃぐちゃになってしまう・・
- できている子とできていない子の差が大きいので、どうやって回収したらいいの?
- プリントを回収する時に効率よく回収する方法を教えて!
一般的には、小学校教諭の64・5%、中学校教諭の77・1%が国の指針で定める「月45時間」の上限を超える時間外勤務(残業)をしていたデータが発表されています。それだけ、教員がすることの肥大化が問題となっています。
私ノボルは現役小学校教師11年目になります。これまで、1年生の担任から6年生の担任まで全学年担任を経験しています。「子どもと大人が笑顔になることが教育」だという信念のもと、向き合ってきました。10年以上の教師人生と我が家でも6歳の娘と2歳の息子を持つ父親です。失敗や挫折を繰り返し、ようやく仕事も子育ても楽しくごきげんにできるようになってきました。
この記事では、全国どの学校でも行われているプリント回収で、いかに効率よく正確に行い、そして何より時短になる方法を紹介します。
この記事を読めば、子育てと両立していて1分でも1秒でも早く退勤したいママパパ先生や時間に追われ続ける若手先生が、定時退勤に近づくノウハウがわかります。
ノボルが父親として、そして10年以上教壇に立っている教師として培ってきた経験をこの記事に凝縮しました。「プリント回収をより効率よく行いたい」と思っている先生は、最後までお読みください。そして子どもの実態やご自身に合った方法を見つけてください。
学習プリントを回収する時に効率よくできる方法3選!
プリントの回収時などに番号順に集める
プリントなどを出席順に集めるには、1・6・11・16・21・26・31・36番(あるいは5・10・15・20・25・30・35・40番)の子どもにあらかじめ、5枚ずつ集めるように言っておきます。4月の早い段階で、全員に向けてあらかじめ説明しておきます。5番を下にして、4→3→2→1と置くように指示していれば、きれいに出席番号順に集めることができます。
集める子供が集めて回るのではなく、集める子供の所に、他の人が持っていく方が作業が速くなります。その後、教卓に3ヶ所に分けて回収します。1〜10、11〜20、21〜30ごとにざっくり回収することがポイント。ここで時間を使いません。
私はここで、「番号順になるように3分でお願い!よーい始め!」と言い、そこで率先して行ってくれた子どもを褒めます!(繰り返すと時短可)
また、もう1つ子どもの動きを観察していることが。プリント回収にあたっている子が教室の前で回収を行っている時に、その子の机を通常の形へ戻してくれている子が必ずいます。その子を褒めます。「自分のため⇔みんなのため」この意識の芽は日常の一場面で育まれます。
日常というと、宿題チェックも意識やノウハウ次第でかける時間が大きく変わってきます。記事をご覧ください。
4月の初めは時間がかかっても、回を重ねるにつれてだんだん慣れてきて時短が可能となるので、早い段階で浸透させるといいですね。
学習プリントの右上に出席番号を書く癖を子供につけさせる
コツは全員、統一して右上に書かせることです。番号は、1~10 はそのまま書く。11~20 は番号を○で囲む、21~30 は番号を□で囲む(◯や□で囲まず、番号を色分けしてもよい)。なぜならプリントを重ねても、ずらせば番号が見えるので確認がしやすいからです。もし提出していない子がいた場合、出席番号を書くことで、プリントや資料を素早く見つけることができ、時間の節約になります。
はじめのうちは提出させる前に「隣の人と確認しましょう」や「班長さん、班のメンバーの確認をお願いします」など、子どもたちで確認させることがいいですね!
一人ずつ提出するときは、「向きを揃えて美しく!」
プリントを回収する場合に、向きをバラバラで提出させると、後で教師が向きを揃えなくてはならない羽目になります。また、向きがバラバラなことで、置き方も雑になります。ぐちゃぐちゃに積み重ねられるとこちらもムッとしますし、教室の整理整頓に逆行します。
そこで、年度当初に「提出物は、『先生見てください』の方向できれいに積み重ねて出します。」と、指導します。学年によって指導のやり方は変えるといいと思います。1・2年生であれば、『先生見てください』の方向を、実際にプリントを持たせて確認するといいですね。
こう指導しておいて、その後、プリントを回収する場面が次の指導のチャンスになります。みんなが出したプリントがきれいに積み重なっていない時に「トントン」と、揃えてくれる子供がおそらくクラスに一人ぐらいはいます。ひとしきり回収が終わったら、「とても、いい人を発見しました。プリント(ノート)がきれいに積み上がってなかったのを見て、○○さんが、「トントン」ってやってくれて、きれいになりました。何気ない心遣いだけれど、とっても素敵だよね。」と、褒めましょう。
答え合わせの時に並ばせて教師がどんどん〇×をつけていく場面があります。この時、できるだけスピーディーに答え合わせができるのも、一年を通して大事なポイントです。また、答え合わせ時は前でたくさんの子が並ぶと自然と友達とワイワイ話してしまうことで、他の子にも迷惑が掛かり、教師も注意をすることに。
そうならないために未然にできた子が全員並ぶのではなく、「前に2人並んでいたら次の問題を先にするか、自習をしておきましょう」と伝えておきます。物理的に前に並ぶこの数を減らすのです。
環境を整えることで子どもがざわつきにくくなる方法については、別の記事で書くので乞うご期待。
時短を追うのではなく、時短によって生まれた時間で何をするか。
時短は、単なる時間節約だけでなく、生産性を向上させる力を秘めています。これは子どもから大人まで、幅広い年齢層にとって重要な要素です。時短術を駆使することで、学習や業務において生じるストレスや圧迫感が軽減され、笑顔が増えることが期待されます。
まず、時短は単なる時間節約だけでなく、その背後には生産性の向上があります。例えば、デジタルツールの活用により業務を効率的に進めることができ、従来の手作業に比べて時間を大幅に節約できます。これにより、同じ時間内でより多くの仕事や学習が可能となり、生産性が向上します。時短がもたらす時間の効率化は、個々のタスクだけでなく、総合的な業務プロセスにおいてもポジティブな影響を及ぼします。
次に、時短術は子どもも大人も笑顔になる手段です。学習や仕事において、時短のテクニックを活用することで余裕が生まれ、ストレスや疲労が軽減されます。特に子どもたちは、時短術によって宿題や学習の負担が軽くなり、学びの楽しさをより感じることができます。また、大人も仕事の効率化によって仕事とプライベートのバランスを取りやすくなり、笑顔が増えることが期待できます。時短がもたらす心地よい効果は、個人だけでなく、周囲との関係にも良い影響を及ぼします。
私、ノボルは子育てと両立しているママパパ先生や仕事に追われている若手先生向けに発信しているだけでなく、教育、子育て、習い事を発信しています。なるほどな!と思った方は、別の記事も読んでいただけると嬉しいです。ぜひご覧ください。
以上、「【提出物回収の極意】書類や学習プリントなどを回収する時に効率よくできる方法3選!」という話題でした。
ほいじゃあね~👋