子育て

新1年の文房具って何買ったらいい?現役教師が解説!勉強を集中するために優先すべきこと3選

こんにちは。今年1月の誕生日で30代の後半にさしかかり、まだまだ小学生に体力とドッジボールで負けてたまるかと張り切っているノボルです。

教育、子育て、習い事を共育=「大人も子どもも笑顔になる」と捉えて、頑張っている若手先生や仕事と家事に追われるママパパさんの力になりたいと発信しています。

私ノボルは現役小学校教師11年目になります。これまで、1年生の担任から6年生の担任まで全学年担任を経験しています。

10年以上の教師人生と我が家でも7歳の娘と4歳の息子を持つ父親です。失敗や挫折を繰り返し、ようやく子育てと教育には共通するものがあるなという答えに辿り着くことができました。

さて今回は「新1年の文房具」編ですね。

ママさん

文房具って子どもが欲しい!って言ったものを買えばいいんじゃないの?

ママさん

たくさんありすぎて選べないよ・・

ノボル先生

選び方やポイントを今回は厳選して紹介しますね!

「小学校入学準備、何を買えばいいの?」そんな悩みを解決します!

お子さんが小学校に入学するとなると、準備する文房具がたくさんありますよね。鉛筆、消しゴム、ノート、下敷き…お店に行くと可愛いデザインのものがたくさんあって、つい迷ってしまうもの。でも、ちょっと待ってください。

実は文房具選びで大切なのは「見た目」よりも「学びに集中できるかどうか」なんです。

例えば、キャラクターが大きく描かれたノートや、カラフルなペンケース。子どもは気に入るかもしれませんが、授業中に気が散ってしまうこともあります。

また、すぐに壊れる鉛筆削りや、消えにくい消しゴムは、学習の効率を下げてしまいます。せっかくの新しいスタート、親としては「使いやすく、勉強に集中しやすい文房具」を選んであげたいですよね。

この記事では、現役小学校教師の視点から「1年生の文房具選びで優先すべきこと3選」を紹介します。お子さんがスムーズに学校生活をスタートできるよう、買う前にぜひチェックしてみてください!

この記事に書かれていることは・・
  • 学校指定の文房具は、子どもが学びやすいように工夫されているため、指定通りにそろえるのがベスト。
  • 失敗例から学ぶことで、見えやすい定規や書きやすいノートなど、子どもにとって使いやすい文房具を選べる。
  • 学習環境を整えることが大切で、適切な文房具をそろえることで、子どもが集中しやすくなる。

ざっとあげただけで、これぐらいですね!

今回は、こんな人に読んでもらいたいです。

読んでほしい
  • 新1年生の保護者(入学準備でどんな文房具をそろえればいいか迷っている人)
  • これから文房具を買う予定のある家庭(使いやすく学びやすい文房具を選びたい人)
  • 子どもの学習環境を整えたい保護者(文房具の違いが学びにどう影響するか知りたい人)

子どもも大人も笑顔に。

ボクがこうして情報を発信しているのは、子どもも大人も笑顔である生活をたくさんの先生にしてほしいからです。

まずは、ノボルの自己紹介から!

ノボル先生ってこんな人!
  • 『大人も子どもも笑顔になる』がモットー
  • 現役小学校教師11年目。1~6年全学年担任経験あり
  • Q-Uによる学級満足度90%越え
  • 教育、ビジネス、自己啓発などを中心に年間100冊以上の書籍を読破
  • 義務教育学校経験。小学校に所属しながら中1社会を担当経験
  • 学年主任の経験
  • 学級担任に加え、人権主担・生活指導部長・道徳推進教師など複数の校務分掌を掛け持ち
  • 病休経験→働き方を見つめマインドを整え小学校教員として復活
  • 娘と息子をもつ2児の父親『行動で示すカッコイイ父ちゃん』が目標
  • 1年間の育短(週に3日勤務、2日を育休)経験
  • 仕事と家事の両立をめざし、時短家事コーディネーター資格取得
  • 30歳を機に、フルマラソン挑戦。以降、毎年フルマラソン参加。

勉強に集中できる文房具の3つのポイント

ポイント1 持ちやすさ・書きやすさ

小学校1年生は、まだ指先の力や筆圧が安定していません。そのため、「持ちやすく、書きやすい」文房具を選ぶことが大切です。特に鉛筆は、太さがちょうどよく、手になじむものを選びましょう。おすすめは三角軸の鉛筆です。三角形の形状は自然と正しい持ち方をサポートしてくれるため、筆圧が弱い子でも書きやすくなります。

鉛筆についてはキャラクターが印字されている鉛筆も多いですが、「持ちやすさ・書きやすさ」という点において欠けているものも。

こんな鉛筆がオススメです!

消しゴムも重要です。可愛いデザインのものや香りつきの消しゴムは子どもの興味を引きますが、柔らかすぎたり、逆に硬すぎるものはうまく消せません。小さな力でもしっかり消せる消しゴムを選びましょう。

また、鉛筆を削る鉛筆削りも使いやすいものを用意しましょう。電動のものより、手動でしっかり削れる安定した鉛筆削りのほうが、削りすぎを防げます。持ちやすく書きやすい文房具を選ぶことで、子どもは余計なストレスなく勉強に集中しやすくなります。

ノボル先生

余計なストレスなく勉強に集中できるものを選んであげましょうね!

ポイント2 シンプルな機能

小学校1年生にとって、文房具の使い方を覚えるのも大切な学びの一つです。しかし、多機能すぎる文房具はかえって使いこなせず、授業中に混乱する原因になりがちです。例えば、ボタンが多い筆箱や、いくつもの芯が入ったシャープペンシルは、子どもが扱いにくく、授業中に気を取られてしまうことがあります。

おすすめなのは、開閉が簡単なシンプルな箱型筆箱です。ファスナータイプよりも、マグネット式のもののほうが開け閉めがスムーズで、静かに使えます。また、鉛筆や消しゴムを収納するスペースが整理しやすいシンプルな作りのものを選びましょう。

また、軽さも重要なポイントです。意外と筆箱によって重さが違うんです!

ハサミやのりも、子どもの手に合ったサイズで、必要最低限の機能のものがベストです。安全ロック付きのハサミや、キャップなしでも乾きにくいスティックのりなどが使いやすいでしょう。余計な機能を省き、子どもが迷わずに使える文房具を選ぶことで、勉強の妨げを減らすことができます。

ポイント3 整理のしやすさ

小学校1年生はまだ「整理整頓」が得意ではありません。そのため、文房具をすぐに取り出せて、簡単に片付けられる環境を作ることが大切です。筆箱の中がゴチャゴチャにならないように、収納しやすいデザインのものを選びましょう。

例えば、筆箱の中に決まった収納場所があるものは、鉛筆や消しゴムを整理しやすくなります。鉛筆を1本ずつ固定できる筆箱なら、どこに何があるかすぐにわかり、出し入れの手間が減ります。また、消しゴムや定規が中で動かないよう、しっかり収まるサイズのものを選びましょう。

特に、学校から配られるプリントをまとめておくと、提出物を忘れる心配も減ります。子どもが無理なく整理できる環境を整えることで、「どこに何があるか」がわかりやすくなり、勉強に集中しやすくなります。

ノボル先生

簡単に片づけられる環境を作ることが大切!

学校指定品のことで知っておきたい理由

小学校の入学準備をする際、文房具売り場にはさまざまな種類のノートや連絡帳が並んでいます。可愛らしいキャラクターデザインのものや、おしゃれな表紙のものに目がいくこともあるでしょう。しかし、学校によってはノートの行間や連絡帳の形式が指定されていることが多く、「学校指定のものを購入してください」と案内されるケースがほとんどです。

これは、子どもたちが学習しやすい環境を整えるために決められています。特に1年生のノートは、行間の幅が広めに設定されており、まだ文字を書くのに慣れていない子どもがバランスよく書けるよう工夫されています。市販のノートには行間が狭いものもありますが、それでは正しい文字の形を練習しづらくなります。行間が広い指定ノートを使うことで、のびのびと文字が書けるため、学習のストレスが減り、書くことへの自信がつきやすくなります。

また、連絡帳も学校ごとに決められていることが多いです。これには理由があり、子ども自身が必要な情報を整理しやすくするためです。1年生はまだ、時間割や宿題、持ち物を自分で管理することに慣れていません。そのため、余計な装飾がなく、シンプルなレイアウトの連絡帳を使うことで、「どこに何を書くのか」が一目でわかるようになっています。市販の連絡帳にはカラフルなものや、欄が細かく分かれすぎているものもありますが、それでは子どもが混乱しやすくなり、必要な情報を正しく書けないことがあります。

「少しでも安いものを買おう」「可愛いデザインのものを選んであげたい」と思う気持ちはわかりますが、学校指定の文房具には、子どもたちがスムーズに学習できるよう考え抜かれた工夫が詰まっています。特に1年生のうちは、学習に集中しやすい環境を整えることが大切です。指定された文房具を使うことで、子ども自身が「学びやすい」「わかりやすい」と感じ、自信を持って学校生活を送れるようになります。

教室でよく見る「失敗例」から学ぼう

「先生、定規の目盛りが見えにくい・・」

これは、毎年担任していると必ず聞くフレーズですね。

文房具を選ぶとき、「どれでも同じでしょ?」と思ってしまいがちですが、実はちょっとした違いが子どもの学習に大きな影響を与えることがあります。ここでは、実際に教室でよく見る失敗例から、選ぶ際に気をつけたいポイントを学んでいきましょう。

例えば、定規の選び方。意外かもしれませんが、定規の目盛りが見えにくいという問題は、1年生の子どもたちにとって大きなハードルになります。透明な定規で、目盛りが薄いグレーや白色だと、机の色と同化してしまい、どこが「0」なのか、何センチなのかが分かりにくくなることがあります。

実際に、「先生、どこから測ればいいの?」と何度も聞いてくる子どもは少なくありません。測ることに集中するはずが、目盛りが見えにくいために、無駄な時間がかかってしまうのです。

また、キャラクターやカラフルなデザインの定規は、一見楽しそうに見えますが、目盛りが背景に紛れてしまい、正確に測れないことがあります。定規を選ぶときは、「0の位置が分かりやすい」「目盛りがはっきり見える」「適度な硬さがある」ものを選ぶことが大切です。おすすめは、半透明ではなく白地や黒地にくっきりと目盛りがついた定規です。

他にも、消しゴムの選び方を間違えると、うまく消せなかったり、ポロポロとカスが出すぎたりして、勉強に集中できないこともあります。「可愛いから」「安いから」という理由で選ぶのではなく、実際に子どもが使いやすいかどうかを考えることが大切です。

このように、文房具のちょっとした違いが、子どもの学習のしやすさを大きく左右します。ぜひ、実際に教室で起こりがちな失敗例を参考にしながら、使いやすい文房具を選んであげましょう。

ノボル先生

定規一つでも使うものによってテストの点数が下がってしまうことも・・。

まとめ

いかがだったでしょうか。どの文房具を選んだらいいかが伝わりましたか?

まとめ
  • ポイント1 持ちやすさ・書きやすさ
  • ポイント2 シンプルな機能
  • ポイント3 整理しやすさ

1年生の入学準備をする際、文房具選びはとても重要です。ただ「使えればいい」と思うのではなく、子どもが学びやすい環境を整えることを意識しましょう。

学校指定のノートや連絡帳は、書きやすさや情報整理のしやすさを考えて決められています。 また、実際に教室でよくある失敗例を知ることで、どんな文房具を選べば子どもがストレスなく学習できるかが見えてきます。

例えば、行間の広いノートを使えば、子どもがバランスよく文字を書けるため、自信を持って学習に取り組めます。見えやすい目盛りの定規を選ぶことで、正しく測ることができ、スムーズに授業についていくことができます。このように、ちょっとした違いが学びのしやすさにつながるのです。

子どもの学びには、環境がとても大切です。せっかく意欲があっても、使いにくい文房具では集中力が続かず、学習のハードルが上がってしまいます。ぜひ、適切な文房具をそろえ、子どもが安心して学べる環境をつくってあげましょう。

以上、「新1年の文房具って何買ったらいい?現役教師が解説!勉強を集中するために優先すべきこと3選」という話題でした。

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ABOUT ME
ノボル先生@共育×子育て×習いごと
\先生こそ自分らしく笑顔で働こう/子どもも大人も笑顔になる習い事を発信|共育=子どもも教師も成長がモットー|小学校教師11年目全学年担任経験。小中一貫校勤務経験|授業満足度毎年9割の授業づくり発信|2児の父親。育短(週に2日育休)1年間取得|時短家事コーディネーター|年間100冊読書|毎年フルマラソン完走|パパママの笑顔が最幸の子育て