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【スキルアップ】小学校教員におすすめの資格5選~もっておくと役に立つ~

こんにちは。プール指導が雨によって延期が続き、成績がつけられるかヒヤヒヤしているノボルです。

教育、子育て、習い事を共育=「大人も子どもも笑顔になる」と捉えて、頑張っている若手先生や仕事と家事に追われるママパパさんの力になりたいと発信しています。

さて今回は、「資格編」ですね。

いぬ先生

えっ?先生になるために教員免許の資格を取ったのに他に資格がいるの?

ノボル先生

今回はスキルアップ編です。小学校の先生として必須の資格は「教員免許」です。でも、先生として磨きをかけるために必要な資格はあります!

ねこ先生

えっ!!!ぜひ聞きたいニャン!

いつもなら、初任者や仕事や家事に追われるママパパ先生向けに書くことが多いノボルですが、今回の記事は中級者以上にも役に立つ記事です。

教員としてのキャリアをさらに充実させたい、子どもたちにより良い教育を提供したいと考えるなら、スキルアップは欠かせません。

しかし、忙しい毎日の中で何から始めれば良いのか迷っている方も多いのではないでしょうか?

この記事では、小学校教員に特におすすめの資格を5つご紹介します。これらの資格は、教育現場での実践力を高めるだけでなく、自身のキャリアアップや自己成長にもつながるものばかりです。

資格取得が目的ではなく、資格取得に向けて向き合うプロセスが大切です。

今回は、こんな人に読んでもらいたいです。

読んでほしい
  • これから教員としてのキャリアをスタートさせる方
  • 教員としてのスキルアップを目指している方
  • 自己成長を追求し、現場での実践に自信を持ちたい方

資格取得を通じて、新たな知識やスキルを身につけ、教育者としての幅を広げましょう。具体的な資格の内容やその取得方法、役立て方について詳しく解説します。ので、ぜひ最後までご覧ください。

10年以上教壇に立ち、全学年担任経験があるノボルだからこそお伝えできることを5つに絞ってみました。

まずは、ノボルの自己紹介から!

ノボル先生ってこんな人!
  • 『大人も子どもも笑顔になる』がモットー
  • 現役小学校教師11年目。1~6年全学年担任経験あり
  • Q-Uによる学級満足度90%越え
  • 教育、ビジネス、自己啓発などを中心に年間100冊以上の書籍を読破
  • 義務教育学校経験。小学校に所属しながら中1社会を担当経験
  • 学年主任の経験
  • 学級担任に加え、人権主担・生活指導部長・道徳推進教師など複数の校務分掌を掛け持ち
  • 病休経験→働き方を見つめマインドを整え小学校教員として復活
  • 娘と息子をもつ2児の父親『行動で示すカッコイイ父ちゃん』が目標
  • 1年間の育短(週に3日勤務、2日を育休)経験
  • 仕事と家事の両立をめざし、時短家事コーディネーター資格取得
  • 30歳を機に、フルマラソン挑戦。以降、毎年フルマラソン参加。

マイクロソフトオフィススペシャリスト

マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)は、Word、Excel、PowerPointなどのMicrosoft Office製品のスキルを証明する資格です。これらのソフトウェアは教育現場で頻繁に使用されるため、MOSの資格を持つことは非常に有用です。

特に、データの整理、分析、プレゼンテーションの作成など、日常の業務を効率的に進めるためのスキルが身につきます。さらに、資格取得を通じてソフトウェアの機能を深く理解することで、他の教員や子どもたちに対しても有益な技術指導が可能になります。

今回は、この資格を取得することで現場でどんな風に役立つかをボクがまとめました。

現場での活用例
  • 授業計画書や成績表の作成
  • 保護者への通知や学校行事の案内文書
  • 視覚的に訴える資料を作成
  • 教員自身の研修や会議でのプレゼンテーション

順番に見ていきましょう。

例えば、授業計画書や成績表の作成ではExcelを使ってデータを効率的に整理・分析することができます。グラフや統計を駆使することで、児童一人ひとりの成績を視覚的に把握しやすくなり、個別指導の計画に役立ちます。

Wordを使った資料作成では、保護者への通知や学校行事の案内文書をプロフェッショナルに作成することができます。

PowerPointを使ったプレゼンテーションでは、視覚的に訴える資料を作成し、授業をより魅力的で理解しやすくすることができます。例えば、歴史の授業でスライドを使って時代背景を説明したり、科学の授業で実験手順を分かりやすく示したりすることで、児童の興味を引き、学習意欲を高めることができます。

また、教員自身の研修や会議でのプレゼンテーションにもMOSのスキルは大いに役立ちます。これにより、自分の意見や提案を効果的に伝えることができ、チーム内のコミュニケーションが円滑になります。さらに、これらのスキルを他の教員と共有することで、学校全体のITリテラシーを向上させることができます。

ノボル先生

事務作業や文書作成は教員として欠かせないスキルの一つですね!

心理カウンセラー関係の資格

心理カウンセラーの資格を持つことで、子どもたちの心理状態を理解し、適切に対応するスキルが身につきます。教員は単に知識を教えるだけでなく、児童の心の健康にも関与する必要があります。

昨今、子ども同士のいじめやトラブルが増加しているニュースを一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

この資格を取得することで、児童一人ひとりの心理的ニーズに対する理解が深まり、より良い教育環境を提供するための基盤が築かれます。さらに、心理カウンセリングの技術を持つことで、教員自身のメンタルヘルスケアにも役立ちます。日常的なストレスやプレッシャーに対処する方法を学び、自身の心の健康を保つことができるようになります。

この資格を取得することで現場でどんな風に役立つかをボクがまとめました。

現場での活用例
  • いじめや家庭問題に直面している児童のサポート
  • 児童が安心して話せる環境を提供
  • 保護者との面談時に提案
  • ストレスフルな職場環境での人間関係を円滑にする

順番に見ていきましょう。

心理カウンセラーのスキルは、教育現場で非常に価値があります。例えば、いじめや家庭問題に直面している児童のサポートに役立ちます。教員は、児童が抱える問題を早期に発見し、適切な支援を提供することが求められます。

心理カウンセリングの技術を持つ教員は、児童が安心して話せる環境を提供し、問題解決に向けた具体的なアドバイスを行うことができます。また、学級崩壊の予防にも役立ちます。児童の心理状態を把握し、適切なタイミングで介入することで、クラス全体の雰囲気を改善し、学習意欲を向上させることができます。

さらに、保護者との面談時にも心理カウンセリングのスキルが活かされます。児童の心理状態を専門的に説明し、家庭での対応策を提案することで、保護者との協力関係を築くことができます。これにより、家庭と学校が一体となって児童の成長を支えることが可能になります。

教員同士のコミュニケーションにも心理カウンセリングのスキルが役立ちます。ストレスフルな職場環境での人間関係を円滑にし、チームとしての連携を強化することができます。

ノボル先生

子どもの心理状態を知り適切に対応するスキルは必ず役に立ちます。

英語関係の資格

英語力を証明する資格を持つことで、グローバルな視点を持つ教育者としての価値が高まります。英語教育の重要性がますます増す中で、教員が高い英語力を持つことは大きなアドバンテージとなります。

例えば、英検、TOEIC、TOEFLなどの資格は、教員の英語能力を客観的に証明するものです。これにより、学校や保護者からの信頼を得ることができ、英語教育の質を向上させることができます。

さらに、本校にも外国語専科の先生がいますが、その方は毎年同じ人が担っています。

ノボル先生

つまり、一度獲得したポジションはなかなか変わらないということ!

この資格を取得することで現場でどんな風に役立つかをボクがまとめました。

現場での活用例
  • 児童の英語力を総合的に向上させることができる
  • 外国籍の保護者とのコミュニケーション
  • 教材の選定や授業の構成

順番に見ていきましょう。

英語関係の資格を持つ教員は、英語の授業で自信を持って指導することができます。例えば、発音や文法の正確さを児童に示すことで、正しい英語の基礎を築くことができます。また、リスニングやスピーキングのスキルを高めるための効果的な指導法を導入することができ、児童の英語力を総合的に向上させることができます。

さらに、英語の授業以外でも英語スキルは活用できます。例えば、外国籍の保護者とのコミュニケーションにも役立ちます。国際的な視点を持つことで、多文化理解を深め、異文化間コミュニケーションのスキルを養うことができます。

また、学校の国際交流プログラムや留学生の受け入れなど、英語力を必要とする場面で積極的に関わることができます。これにより、学校全体のグローバル化を推進し、児童に対しても異文化理解の重要性を伝えることができます。

さらに、英語の資格を持つ教員は、教材の選定や授業の構成にも工夫を凝らすことができます。例えば、英語の絵本や動画を活用した授業を通じて、児童の興味を引き、楽しく学べる環境を提供することができます。また、英語の資格を持つことで、学校内外での英語イベントやコンテストの企画・運営にも携わることができ、児童の英語学習へのモチベーションを高めることができます。

ノボル先生

英語スキルはこれからも必須のスキルであり、小学校においても英語学習の推進は今後も続くでしょう!

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー(FP)資格を持つことで、金融知識や資産運用に関する知識が深まります。教員としては、教育現場での直接的な業務に直結しないように見えるかもしれませんが、実際には多くの場面で役立ちます。

FP資格を持つことで、個人的な資産管理や家計管理が上手くなるだけでなく、教育現場においても子どもたちに重要な金融リテラシーを教えることができます。

ちなみに、ノボルが勤める学校では今年度の教育講演会でお金に関する話をファイナンシャルプランナーの資格を持つ方に来ていただきました。

保護者の感想の中には、こんな言葉がありました。

保護者からの感想
  • 円安円高が具体的な例で児童にもわかりやすく話されていてよかったです。また海外のお金のクイズなど、子どもたちの興味をひくものがあり、飽きさせないようにされていてよかったです。
  • こういう勉強をしてくれるのは大変良い。
ノボル先生

保護者にとってもニーズが高いテーマのようですね。

この資格を取得することで現場でどんな風に役立つかをボクがまとめました。

現場での活用例
  • 子どもたちに基本的な金融リテラシーを教える
  • 将来の資産形成や退職後の生活設計
  • 子どもの進学費用や将来の教育資金について相談を受ける際に、具体的なアドバイスを提供

順番に見ていきましょう。

教育現場でFPのスキルを活用する方法は多岐にわたります。例えば、家庭科や総合的な学習の時間において、子どもたちに基本的な金融リテラシーを教えることができます。お金の使い方や貯蓄の重要性、簡単な投資の概念などを教えることで、実生活に役立つ知識を提供することができます。これにより、子どもたちは早い段階から健全なお金の管理方法を身につけることができます。

また、学校の予算管理や資金計画にもFPのスキルは役立ちます。学校運営においては、予算を効果的に使うことが重要です。FPの知識を持つ教員は、限られた資金を効率的に管理し、教育活動に最大限に活用するための計画を立てることができます。

例えば、教材購入の優先順位を決定したり、教育プログラムのための資金をどのように確保するかを考える際に、FPの知識が役立ちます。さらに、教員自身のキャリアプランニングにもFPの知識は役立ちます。将来の資産形成や退職後の生活設計など、長期的な視点での計画を立てることができます。これにより、教員自身が安心して働き続けることができる環境を作ることができます。

また、保護者とのコミュニケーションにもFPのスキルは有用です。子どもの進学費用や将来の教育資金について相談を受ける際に、具体的なアドバイスを提供することができます。これにより、保護者からの信頼を得ることができ、学校と家庭の連携を強化することができます。

ノボル先生

保護者の方もとても関心が高いテーマなようですね。

時短家事コーディネーター

さいごは、この資格ですね。

実は、ノボルはこの「時短家事コーディネーター」の資格を取得しました。

2年前に「時短家事コーディネーターBasic」

そして去年に「時短家事コーディネーターExpert」

「時短家事コーディネーターBasic」については、1年間の育休期間に取得しました。

ボクが、なぜ育休を取得したのかについてはコチラの記事をどうぞ!

時短家事コーディネーターの資格を取得することで、効率的な家事の方法を学び、仕事と家庭の両立を図るスキルが身につきます。教員としての多忙なスケジュールの中でも、家庭生活を円滑に管理する方法を実践することで、ストレスを軽減し、仕事に集中することができます。

家事にかける時間と仕事に費やす時間を改めて見つめるにはもってこいの資格だと思っています。

さらに、この資格は家庭だけでなく、教育現場でも応用できる知識やスキルを提供します。例えば、時間管理や効率的な作業方法を学ぶことで、授業の準備や進行がスムーズになります。

この資格を取得することで現場でどんな風に役立つかをボクがまとめました。

現場での活用例
  • 授業の準備や資料作成の時間を短縮
  • 効率的な家事の方法や時間管理の重要性について児童に教える
  • 保護者とのコミュニケーション

順番に見ていきましょう。

時短家事コーディネーターのスキルは、教育現場で多岐にわたって活用できます。例えば、効率的な時間管理やタスクの優先順位付けの技術を使って、授業の準備や資料作成の時間を短縮することができます。これにより、教員は授業に集中しやすくなり、より質の高い教育を提供することができます。

また、家庭科の授業においても、この資格で学んだ知識を活かすことができます。例えば、効率的な家事の方法や時間管理の重要性について児童に教えることで、実生活で役立つスキルを身につけさせることができます。これにより、児童は将来的に自己管理能力を高めることができ、独立した生活を送る準備が整います。

さらに、時短家事コーディネーターのスキルは、保護者とのコミュニケーションにも役立ちます。例えば、家庭での効率的な家事の方法や時間管理のコツを保護者にアドバイスすることで、家庭環境の改善に貢献することができます。これにより、保護者との信頼関係が深まり、学校と家庭が一体となって児童の成長を支えることができます。

教員自身が効率的な家事の方法を実践することで、ワークライフバランスを保ちやすくなり、ストレスを軽減することができます。これにより、教員としてのパフォーマンスも向上し、児童に対してより良い教育を提供することができます。さらに、この資格を持つことで、教員間での情報共有やサポート体制の構築にも貢献できます。効率的な時間管理や作業方法についての知識を共有し、教員全体の業務効率を高めることで、学校全体の教育環境を改善することができます。

まとめ

いかがだったでしょうか。小学校教員におすすめの資格5選は、

小学校教員におすすめの資格
  • マイクロソフトオフィススペシャリスト
  • 心理カウンセラー関係の資格
  • 英語関係の資格
  • ファイナンシャルプランナー
  • 時短家事コーディネーター

この記事では、小学校教員におすすめの資格を5つご紹介しました。マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)は事務作業をサクッとこなし、心理カウンセラー資格は子どもの心のケアに役立ちます。英語の資格を取れば英語の授業もバッチリ、ファイナンシャルプランナー(FP)はお金の管理や教え方に活かせます。時短家事コーディネーターは忙しい日常をもっと楽にしてくれますよ。

これらの資格を取ることで、教員としてのスキルがアップし、毎日がもっと充実しますよ!

少し時間にゆとりがある夏休みに考えてみてはいかがですか。

教員の夏休みについての記事はコチラ!

以上、「【スキルアップ】小学校教員におすすめの資格5選~もっておくと役に立つ~」という話題でした。

ほいじゃあね~👋

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ノボル先生@共育×子育て×習いごと
\先生こそ自分らしく笑顔で働こう/子どもも大人も笑顔になる習い事を発信|共育=子どもも教師も成長がモットー|小学校教師11年目全学年担任経験。小中一貫校勤務経験|授業満足度毎年9割の授業づくり発信|2児の父親。育短(週に2日育休)1年間取得|時短家事コーディネーター|年間100冊読書|毎年フルマラソン完走|パパママの笑顔が最幸の子育て