こんにちは。7月に入り、成績処理と懇談準備が終わり、ホッとしているノボルです。
教育、子育て、習い事を共育=「大人も子どもも笑顔になる」と捉えて、頑張っている若手先生や仕事と家事に追われるママパパさんの力になりたいと発信しています。
さて今回は、「個人懇談編」ですね。
おうちの方と話すことって苦手だワン!
苦手だという先生、多いですね。でも、大丈夫!今から伝える5つの秘訣を行えば、保護者の方の信頼をもらえること間違いなし!
えっ!!!ぜひ聞きたいニャン!
保護者の方と話すことが苦手な先生が多い理由は、主に経験不足とプレッシャーにあります。初任者の先生は、教育現場において実際に保護者と対話する機会が限られているため、対話スキルが未熟な場合が多いです。
また、保護者との面談は、子どもの成績や行動についてのフィードバックを提供する場であり、誤解やトラブルが発生するリスクもあるため、精神的なプレッシャーを感じやすくなります。
このため、緊張感や不安感が増し、苦手意識を持つ先生が多いのです。
今回は、そんな苦手意識をもつ先生でも、安心して個人懇談に臨むことができる5つの秘訣を紹介します。
この記事をこんな方に読んでほしいです。
- 個人懇談ってどんなことをしたらいいの?
- 個人懇談で保護者の方とどんな話をしたらいいの?
- 個人懇談で心がけることを教えてほしい!
10年以上教壇に立ち、全学年担任経験があるノボルだからこそお伝えできることを5つに絞ってみました。
まずは、ノボルの自己紹介から!
- 『大人も子どもも笑顔になる』がモットー
- 現役小学校教師11年目。1~6年全学年担任経験あり
- Q-Uによる学級満足度90%越え
- 教育、ビジネス、自己啓発などを中心に年間100冊以上の書籍を読破
- 義務教育学校経験。小学校に所属しながら中1社会を担当経験
- 学年主任の経験
- 学級担任に加え、人権主担・生活指導部長・道徳推進教師など複数の校務分掌を掛け持ち
- 病休経験→働き方を見つめマインドを整え小学校教員として復活
- 娘と息子をもつ2児の父親『行動で示すカッコイイ父ちゃん』が目標
- 1年間の育短(週に3日勤務、2日を育休)経験
- 仕事と家事の両立をめざし、時短家事コーディネーター資格取得
- 30歳を機に、フルマラソン挑戦。以降、毎年フルマラソン参加。
個人懇談で成功するための5つの秘訣
時間を守る
個人懇談は、保護者と直接コミュニケーションを取る貴重な機会です。そのため、時間を厳守することが最も重要です。
保護者は忙しいスケジュールの中で時間を割いて学校に足を運んでいます。開始時間だけでなく、終了時間も守ることで、次の保護者を待たせることなくスムーズに進行できます。万が一、前の面談が長引いてしまった場合には、次の保護者にその旨を丁寧に説明し、可能であれば代替の日程を提案するなどの配慮が求められます。
また、時間を守ることは、先生自身の準備にも関わります。事前に話す内容を整理し、必要な資料を手元に用意しておくことで、面談を効率的に進めることができます。
特に初任者の先生にとって、時間管理は自身の信頼性を高める重要な要素ですので、意識して取り組むことが大切です。
もし、答えにくい質問があれば
「学年で相談してからお答えさせていただきます」
と一度答えずに後日にお答えさせてもらうことをオススメします。
ノボルは毎年、だいたい10分~15分で設定しています。
子どもの作品を掲示する
個人懇談の場では、保護者に対して子どもの成長や頑張りを具体的に伝えることが求められます。そのために有効なのが、子どもの作品を掲示することです。
作品を見せることで、保護者は視覚的に子どもの努力や成果を感じ取ることができます。例えば、絵画や作文、手工芸品など、子どもが一生懸命取り組んだ成果物を展示することが考えられます。
作品を掲示する際には、子どもの名前や作品のタイトルを明記し、どのような意図や努力が込められているかを説明するコメントを添えると良いでしょう。これにより、保護者は子どもの成長過程や学習の進展を具体的に理解しやすくなります。また、子ども自身も自分の作品が評価され、展示されることで自信を深めることができます。
ボクは、教室後ろの掲示物だけでなく、子どものノートを見せるようにしています。学びの蓄積ですからね。
子どもの頑張り8割、2学期に頑張ってほしいこと・課題2割を伝える
個人懇談では、子どもの頑張りをしっかりと伝えることが重要です。保護者は、自分の子どもがどのように成長しているのかを知りたいと思っています。
子どもの良い点や努力している点を8割伝えることで、保護者は安心し、子どもへの信頼感を持つことができます。具体的なエピソードや実績を交えて話すと、より説得力があります。
しかし、保護者の方と子どものことを話す機会は年間2~3回程度の個人懇談がメインです。
良い点ばかりを伝えるだけではなく、2学期に向けて頑張ってほしいことや課題も伝えることが大切です。この割合を2割にすることで、バランスの取れたフィードバックを提供できます。
保護者の方にお子さんの課題を伝えて怒ったりしないの?
そこで、伝え方や言葉選びが大切です。
課題を伝える際には、否定的な表現を避け、前向きな言葉で励ましながら伝えることがポイントです。
具体的な改善点や目標を示すことで、保護者は子どもに対してどのようにサポートすれば良いかを理解しやすくなります。
また、ボクは学期末の通知表をつける前に、子ども自身に学期末を振り返らせるワークシートを使っています。
毎年、学年や子どもの実態に合わせて変更しながら行っています。
どんな項目が書かれてあるかについては以下にまとめておきますね。
- 〇学期で一番心に残っていることは?
- 〇学期で一緒に過ごした仲間は誰?
- 〇〇先生の授業は楽しい?
- 〇年〇組の良いところ・次学期にがんばりたいこと
保護者の方も個人懇談でお子さんの姿を知る貴重な機会。前もって教師が準備をしておくことが大切!
学級通信をファイルに綴じ廊下に置いておく
学級通信は、保護者に対してクラスの状況や行事の報告、学習内容の進捗などを伝える重要な手段です。個人懇談の場でも、これを有効に活用することで、保護者とのコミュニケーションをスムーズに進めることができます。特に、学級通信をファイルに綴じて廊下に置いておくことで、保護者は自由なタイミングで閲覧することができます。
学級通信を発行していても、確実に保護者の元に届いているかというと・・。
お子さんが渡していない可能性だってあります。
これまで担任した保護者の方からこんなお話をいただきました。
- 「ノボル先生!先生の学級通信を楽しみにしているのですが、息子がなくしたって言ってて・・」
- 「永久保存版だと思ってファイリングしているんです!!」
- 「〇号~〇号までいただくことはできますか?」
学級通信を定期的に更新し、最新の情報を提供することで、保護者はクラスの状況を常に把握できるため、安心感を持っていただけます。
学級通信についての記事はこちら!
笑顔と清潔感ある服装
個人懇談では、先生の第一印象が大切です。笑顔と清潔感ある服装は、保護者に対して安心感と信頼感を与える要素です。
特に1学期の個人懇談は、保護者の中で
- 新しい先生ってどんな先生だろう?
- 子どもから聞いている先生のイメージとどう違うかな?
- うちの子のこと、ちゃんと見てくれているかな?
気になることも多くあると思います。
保護者の方にとっても貴重な場です。
笑顔は、親しみやすさや誠実さを伝える最もシンプルで効果的な手段です。緊張しがちな初任者の先生でも、意識的に笑顔を心がけることで、和やかな雰囲気を作り出すことができます。
また、清潔感のある服装は、プロフェッショナルな印象を与えます。特に個人懇談という公式な場では、服装に気を遣うことが重要です。きちんとアイロンのかかったシャツや、清潔な靴、適度に整えられた髪型など、小さなことでも細心の注意を払いましょう。
服装や身だしなみに配慮することで、保護者は先生に対して安心感を持ち、信頼関係を築く一歩となります。
笑顔と挨拶で好印象をつかみましょう!
まとめ
今回は「個人懇談」編ですが、いかがだったでしょうか。
- 時間を守る
- 子どもの作品を掲示する
- 子どもの頑張り8割、2学期に頑張ってほしいこと・課題2割を伝える
- 学級通信をファイルに綴じ廊下に置いておく
- 笑顔と清潔感ある服装
個人懇談は、保護者との大切なコミュニケーションの場です。
これらを実践することで、保護者との信頼関係を築きやすくなり、子どもたちも安心して成長できます。緊張するかもしれませんが、一つずつ丁寧に取り組むことで、保護者との面談もきっと上手くいくはずです。
頑張ってくださいね!
もし、個人懇談という形ではなく、学級懇談会がこの時期にある先生はコチラをどうぞ!
以上、「初任者必見!個人懇談で成功するための5つの秘訣」という話題でした。
ほいじゃあね~👋
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