こんにちは。
春休みこそ、いつも会えない人に会いまくっているノボルです。
教育、子育てを共育=「大人も子どもも笑顔になる」と捉えて、頑張っている若手先生や仕事と家事育児の両立に悩むママパパさんの力になりたいと発信しています。
さて今回は、「始業式でのあいさつ」です。
子どもたちへの最初のあいさつこそが始業式でのあいさつ。
子どもたちにとっても
- 今年はどんな先生が来るかな?
- 担任の先生はどんな先生?
- 遊んでくれそうな先生はいるかな?
ワクワクしている時間。
大人のボクたちも緊張しますよね。
この記事では、子どもたちへの最初のあいさつを成功させるポイントを紹介します。
この記事を読めば、あなたのあいさつが子どもたちの印象に残り、これからの教師生活がより充実するものになります。
この記事はこんな人に読んでほしいです。
- 始業式のあいさつって、どんなことを話せばいいの?
- あいさつは、どれくらいの時間にすればいいのだろう?
- 子どもたちに良い印象が残る始業式のあいさつがしたい!
今までたくさんの方の自己紹介を見てきた現役教員の体験談ですので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
この記事を読んで悩みの種がひとつ減りますように。
絶対に知っておくべき、初任の先生の落とし穴
さて、始業式当日編に入りますが、
内容をお話する前に、絶対に話しておかないといけないことがあります。
それは、この時期の重要性についてです。
この時期というのは、始業式含め、子どもが学校へ来るようになってから最初の一ヶ月のことです。
「1年を決めるのは、ゴールデンウィークまでに決まる」
ボクが、初任者の時に同僚の先生から教わった言葉です。
最初の一ヶ月って、初任者教員にとっては、本当に何も知らない時期じゃん…
初任の先生にとって、1日が過ぎるのはあっという間。
その中で、子どもと向き合っていかないといけません。
教師になって身につけてほしい習慣はコチラ!
ボクはなるべく無理をしないで働いてほしいと願っているけど、この時期だけは多少無理をした方がいいかも…と思うくらい、大事だと感じています!
ちなみにそれだけ大事な時期なのに、学校での研修はほとんどありません…(泣)
それだけ、春という時期は、どの先生にとっても忙しくバタバタしています。
始業式当日の大きな流れ
始業式当日の大きな流れは、だいたいどの学校もこんな感じです。
- 始業式、体育館or運動場で全校児童にあいさつをする
- その後、各学級の担任紹介
- 自分の学級の児童を連れて、教室へ
- 教室での学級開き
④の学級開きも重要なポイントですが、これはまた別号で!
今回はこのうち、①の内容について話しますね!
全校児童の前でのあいさつのポイントは〇〇
あいさつのポイントを紹介する前に、前提として
「誰に届けるか」
を意識しておくことが大事です。
クラスでの学級開きは、
「自分のクラスの子」
でも、始業式はどうだろうか。
「1~6年の全校児童」
始業式は、学年や年齢に関係なく、全校のみんなに大切なメッセージを伝える重要な場です。1年生から6年生までいるからこそ、挨拶はきちんと内容を考えなければなりません。
全校のみんなが一緒に学び、成長し、支え合うためには、挨拶の内容をきちんと考えて、誰にでもわかりやすく伝えることが重要です。
時間を守る
始業式のあいさつってどれくらいの時間があるの?
当日までに学年の先生などに聞いてみるといいですね。新しく赴任する先生が多ければ、1人の時間がより限られてきます。
1人だけあいさつ時間が長いと、それだけで先生方から嫌われてしまいますよ(笑)
ボクは、「30秒から1分以内であいさつ」を心がけています。
特に全校児童へのあいさつなので、詳しく話す時間がないのがセオリー。
先生方に聞いてみてもわからなかった場合は、「30秒から1分以内であいさつ」が無難。
始業式では、あいさつの時間を厳守することが重要です。たくさんの先生があいさつをするため、時間配分をきちんと行うことが必要です。時間を守ることは、学校全体のスケジュールをスムーズに進めるためだけでなく、児童たちにとっても大切な教訓です。
彼らには、時間の尊重や責任の重要性を教えることができます。そして、始業式が終わった後も、クラスでの時間があります。この時間も大切で、先生と児童たちがしっかりとコミュニケーションを取り合い、学習や成長に向けて準備をする機会です。
他の先生に埋もれないインパクトを入れる
自己紹介では、他の人の自己紹介に埋もれてしまわないように、インパクトのある内容を入れましょう。
具体的には、趣味や特技です。
また、高学年に人気のアニメやアーティストを自分も好きであれば、そのことを話題にしても食いついてくるでしょう。
ちなみにボクは学生時代に野球部に所属し、バットとボールを使った特技があります。
初任校でのあいさつは、それを使ったあいさつをしました!
めっちゃ練習をしたけど、当日は一発で決められず。(笑)
もういっちょ!と自分でフリ、見事大成功!
もし、人に言えるような趣味も特技もない、という人は自分の特徴を話題にしてもよいかもしれません。
例えば、こんなあいさつでも!
身長が190cmを超えるような長身の先生であれば、「高いところの荷物をとってほしいときは、まずは私を読んでくださいね。」」といったように話すといいかと思います。
声が大きい先生なら、「今からみんなと先生とで勝負です!」
子「おはようございます!」
先生「おはようございま~す!(爆音)」
声が大きいノボル先生と覚えてくださいね!
大切なことは、子どもたちの心に残るインパクトのある話をすることです。
自分の名前を覚えてもらう
新しく出会う子どもたちに、まずは自分の名前を覚えてもらわなければいけません。
自分の名字が、佐藤や鈴木などのように世の中に多い名字であれば、名字にインパクトを与えて覚えてもらうとよいでしょう。特に、同じ学校に同じ名字の先生がいる場合、インパクトがないと覚えてもらえません。
名前を印象付ける一つの例を紹介します。
皆さん、おはようございます!私は佐藤先生です。新学期が始まり、とても楽しみですね。今日から一緒に学ぶことができることを心から嬉しく思います。皆さん、私の名前、佐藤先生、覚えてくれましたか?
「さ」はさわやかなきもち、「とう」はたからもの。一緒に成長し、素晴らしい思い出を作っていきましょう!どうぞよろしくお願いします。
まとめ あいさつの練習は必ずすること
話の内容を考えたら、実際にあいさつの練習をすることが大切です。本番をイメージして練習しておけば、当日の緊張も少しは和らぎます。
あいさつについての記事はコチラもどうぞ!
頭の中でイメージするのではなく、
「書き出して、読んでみる」こと。
はじめは、それぐらいしていて損はありません。
また、こんなデータがあります。
「メラビアンの法則」は、ご存じですか?
メラビアンの法則は、コミュニケーションにおける非言語的要素の影響を示唆しています。この法則によると、メッセージの受け手が言葉、音声、および非言語的な情報(体の言語)を受け取る際、その情報のうち
- 55%が身体言語
- 38%が音声
- そして7%が言葉
人の印象は視覚からが55%、聴覚からが38%で、言語からは何と7%しかありません。
つまり、あなたという先生の印象は、話しているあなたの姿と聞こえる声で93%決まってしまうのです。
言葉のみではなく、声のトーン、速度、音量、そして身振りや表情などの非言語的な要素がコミュニケーションの意味や感情を伝える上で重要な役割を果たします。
録画して自分で見るのもよいでしょう。
表情の硬さは自分ではよくわかりません。録画すると客観的にわかっていいですよ。
子どもたちへの最初のあいさつをしっかり決めて、スムーズな一年のスタートを切れることを願っています。
以上、「学校の先生が始業式で全校児童の前であいさつするポイント」の話題でした。
ほいじゃあね~👋