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【体験談】男性が育休を取得したらやるべきこと12選 「やりたい!」の前に「やりたくない!」から考える

こんにちは。ノボルです。教育、子育て、習い事を共育=「大人も子どもも笑顔になる」と捉えて、頑張っているママパパさんの力になりたいと発信しています。

  • パパだけど育休を取ってみたいけど、育休生活って何をすればいいのだろう。
  • 育休って何をすればママに喜んでもらえるのだろう。
  • 男性が育休を取得したらやるべきことを教えてほしい!

一般的には、以前と比べて男性の育児休業率は上昇しているとは言われますが、どんなことをすればいいのかは迷いますよね。

私ノボルは現役小学校教師11年目になります。これまで、1年生の担任から6年生の担任まで全学年担任を経験しています。「子どもと大人が笑顔になることが教育」だという信念のもと、向き合ってきました。10年以上の教師人生と我が家でも6歳の娘と2歳の息子を持つ父親です。失敗や挫折を繰り返し、ようやく子育てと教育、そして習い事には共通するものがあるなという答えに辿り着くことができました。

この記事では、私が育児休業を取得したときに行った体験談を中心に、数ある中から「これはやるべき」と太鼓判を押す10個に絞って解説します。

この記事を読めば、「育休を取得してみたい」「育休を取得したけど、何をすればいいか悩んでいる」人のヒントになります。

ノボルが父親として、そして10年以上教壇に立っている教師として培ってきた経験をこの記事に凝縮しました。「男性の育休取得について興味がある」人は、最後までお読みください。

男性が育休を取得したらやるべきこと12選

人生の羅針盤をつくる

人生の羅針盤と聞くと、「なんだか難しそう・・」と身構えてしまうそこのあなた!少し待って!人生の羅針盤とは簡単に言うと、「自分にとっての幸せというものは何なのか、何を大切にしているのか」を考えることです。ゴールへの手段が間違っていないか。いつかではなく、今やる。実現していく。大きな目標・小さな目標や夢などを、なぜという深堀していくと見えてくるものがあります。

これは本当につくってよかったです。ですが、時間はかかります。時間はかかるからこそ、育休が始まる前、または始まってすぐにします。なぜ時間をかけてまで行うのかの理由は、

  • 夫婦が、同じ目標に向かって協力しながら育児や生活ができる。
  • 落ち込んだときや悩んだときに、もう一度原点に立ち返る材料になる。

これをつくることで、

  • どんな生き方をしたいか
  • 自分が父親として何を大切に生きていくか
  • 子どもができて、どんな家族にしたいか

がわかります。ちなみに、私が育休取得をしたときに夫婦で話し合ったものは、

私たちの家族の幸せとは?何を大切にすべきか。

  • 子どもとの時間をたっぷりと。
  • 子どもの「やりたい!」という気持ちを大切にする
  • 子育てといえど、自分(私・パートナー)を大切にする
  • 子どもを寝かしつけた後に、今まで通り二人で話す時間を大切にする

↓そのために

  • 時短グッズや家事導線を意識した新築を建てる
  • 家事の役割を決めずに、気がついた人がなんでもする

一回立てた羅針盤は、それで最後までというわけではありません。実際やってみないとわからないことも多くあるので、その都度見直すことをオススメします。

ノボル先生

自分の生き方を見つめる機会は、時間があるときでないとなかなかできないので、「人生の羅針盤をつくる」から始めましょう!

育休中にやりたいことリストをつくる

育休に挑戦する男性にとって、やりたいことリストを作ることは重要です。せっかく仕事をストップしてまで掴んだチャンス。無駄にならないためにも、ぜひつくることをオススメします。まず、やりたいことを考える前に「今後やりたくないこと」を書きだすことから始めました。なぜなら、やりたいことをするためには時間が必要です。

全ての人に与えらえている時間は24時間。時間は有限です。さらに、子育てで子どものための時間は必要。ならば、今しているあなたの生活・行動において本当にやらないべき・やる必要はない・優先順位が低いことを書きだします。すると、「やるべきこと」が見えてきます。私はA4版1枚で「育休中にやりたいことリスト」を箇条書きで打ち込み、それをいつも見るノートに貼り付けていました。

日記を書く

日記や育児録を書くことは、親としての成長や子供の成長を大切に記録する素晴らしい手段です。感動的な瞬間や小さな幸せ、課題や悩みを振り返りながら記すことで、家族との絆が深まります。また、子供が成長する過程や発達に敏感に気づくことができ、貴重な思い出として残ります。

母乳を出す以外の家事は全てする

少し言い方が乱暴になったかもしれませんが、男性で育児に関してできないことは「母乳を出すこと」です。裏を返すと、「母乳を出す」以外のことは全てできるはずです。日常の掃除や洗濯、食事の調理などを担当することで、パートナーは赤ちゃんとの時間をより有意義に過ごせます。

これにより、家族全体が円滑に機能し、パートナーシップが強化されます。また、育休中に家事を分担することで、新しい親としての経験を共有し、共感を深めるチャンスでもあります。家事全般をサポートすることで、パートナーがリラックスでき、子育てに専念できる環境を築くことができるでしょう。

ノボル先生

「やりたいこと」を考える前に、「やりたくないこと」を分析しておくことで、時間を生み出すきっかけになります。

夫婦二人で話す時間をつくる

子どもが生まれると、子どもが中心の生活になるもの。それでも夫婦関係を強化するために、積極的に二人で話す時間を確保することが大切です。仕事や育児に追われる中で、お互いの近況や感情をシェアする時間を持つことで、信頼と理解が深まります。デートのような特別な時間を作るだけでなく、日常的にコミュニケーションを大切にしましょう。私たちは子どもを寝かしつけてから、二人で温かい紅茶やコーヒーを飲み、甘いものを食べながら話すことを心がけていました。今は娘が6歳、息子が3歳ですが、子どもを寝かしてからの時間は継続中です。感謝の気持ちや思いやりを表現することも、良い関係を築く一環です。お互いの意見や希望を尊重し、コミュニケーションの質を向上させることで、夫婦の絆はより強固なものとなります。

資格取得をする

新しい資格を取得することで、キャリアの幅を広げ、将来の雇用機会を向上させることができます。育休期間は比較的柔軟な時間が確保できるため、自己成長や学び直しのチャンスとなります。また、資格取得は新たな視点やスキルを獲得することに繋がり、育児においてもより有益なアプローチが可能になります。家庭と仕事のバランスをとりながら資格勉強を進めることで、自分のスキルや自信を向上させることにつながります。私は「時短家事コーディネーター」の資格を取得することができました。詳しくは、この記事をご覧ください。

この経験で、「子どもとの時間を大切にする」ためのノウハウを手に入れ、日々実践中です。

ノボル先生

子育てはチーム戦。パートナーと協力して行うために、日ごろからのコミュニケーションは大切ですね。

子どもが使えるグッズを自作してみる

育休中に子どもが喜ぶグッズを手作りすることは、素敵なアイデアです。私は子どもが外で遊ぶ時や砂場で楽しむときに使える椅子をつくりました。木を取り付けることから、色塗りまで自分ですることで、子どもたちに披露したときに大喜びで今も使っています。手作りのグッズは愛情がこもっているため、子どもたちはそれを大変喜ぶことでしょう。創造力を発揮して、一緒に楽しい時間を共有することができる手作りのグッズは、親子の絆を深める素晴らしい方法となります。

「時短料理レシピ」をつくる

育休中の忙しい日々でも、美味しく栄養バランスのとれた食事を提供するための「時短料理レシピ」を作りましょう。育休中は料理をする時間があるからと、手の込んだ料理はほぼしませんでした!(笑)職場復帰をしたときにも役に立つ「時短料理」をつくり、写真とレシピを打ち込んでファイルに綴じています。紙媒体で残しておくことでパートナーが料理をする時にも使えるようにしました。例えば、一鍋料理やグリルにアルミホイルを敷いて調理など、調理工程を最小限に抑えることで手間を軽減します。簡単かつ美味しい時短レシピは、忙しい育休中に家族の健康をサポートする心強い味方となります。

ノボル先生

自分でつくったものは愛着も感じ、また丁寧に使うので、家族の笑顔につながる強力な味方です!

お金の見直しをする

育休中にお金の見直しをする際は、家計を確認することから始めます。自分が1カ月どんなものにお金を使っているのかを知る。「現在地を把握する」ことからが大切。また「固定費の見直し」をしました。固定費とは、「スマホ・インターネットの通信費」「自動車保険・火災保険などの保険費」「電気代・水道代などのライフライン」などを見直しました。固定費を見直すと、家計管理がしやすく、不要な出費の削減につながります。育休で時間をつくれるからこそ、現在の家計を見つめましょう。また将来のために資産運用や貯金の計画も検討しましょう。

断捨離&家の整理をする

断捨離&家の整理は、育休中に達成感と清々しさをもたらします。子どもが生まれると、おもちゃや服など、ものが増えるのは仕方ありません。でも、必要・不要を識別していかないと、ものは増えていく一方。不要な物を整理整頓することで、家庭環境がスッキリし、心も軽やかになります。断捨離をしたときには、私は「宅配買取サービス」を活用しています。

ノボル先生

子育てはお金がかかるからこそ、自分たちがやりたいことにお金を使いたいですね。断捨離は、心を整えるツールです。

思い出をカタチにする

我が家は半年に1度、子どもの成長がわかるアルバムを作り、祖父母に贈っています。手作りのアルバムには家族の思い出が詰まっており、それを祖父母に届けることで彼らの心を温かくし、喜びをもたらします。アルバムには写真だけでなく、メッセージを添えることで、より深い感動が伝わります。遠く離れている場合でも郵送ができ、距離を感じさせずに愛情を伝える良い方法となります。これらの活動は家族との絆を深め、新しいスタートに向けた前向きな気持ちを育みます。

予防接種・健診に連れていく

予防接種や健診は各自治体によって回数が違います。私が我が子を連れて健診に行ったときに「えっ?パパは自分だけや・・」って少し不安になったことも覚えています。ですが、こんなチャンスはありません!お医者さんとの話や歯磨き指導で教わったことを今でも行っています。

ノボル先生

時間がある時だからこそ、できることは全てやろう!っていう気持ちでやっていました。経験したら、エピソードで話せるのでぜひチャレンジ!

男性が育休を取得したらまずは、「人生の羅針盤」と「やりたくないこと分析→やりたいことリスト」

男性が育休を取得する際、まず重要なのは「人生の羅針盤」をじっくりと考えることです。自分の価値観や人生の目標を整理し、家族や仕事、趣味など、バランスのとれた生活を考えます。これは将来の方向性を見極める助けになります。

次に、「やりたくないこと分析→やりたいことリスト」を作成します。仕事や生活の中でストレスや不満を感じる要因を洗い出し、それに対抗するための具体的なやりたいことをリストアップします。なぜなら、「時間を生み出す」ためです。時間がなければ、やりたいことができない。ストレスを抱えているなら、やりたいことができないから。例えば、仕事においては新しいスキルの習得やプロジェクトへの参加、家庭では家事や育児の分担、趣味や興味を追求する時間を確保するなどが挙げられます。

このプロセスを通じて、自分の価値観や目標に基づいた充実した育休生活が構築できます。やりたいことに焦点を当て、そのために必要な調整や変化を取り入れることで、育休をより有意義に過ごすことができるでしょう。

私は育休を取得して、心の底から「取得してよかったな」と感じています。

育休取得してみたい!と思っている、または悩んでいる人は、すぐにでも取得するべきだと私は断言します。ぜひ、参考にしてもらえたらと思います。みなさんの育児休業が、みなさん自身と、みなさんの家族の幸せの土台を築く時間になるといいな。

以上、「【体験談】男性が育休を取得したらやるべきこと12選 「やるべき!」の前に「やるべきでない!」を考える」

参考になったなと思った方は、他の記事も読んでいただければ最高です。

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ABOUT ME
ノボル先生@共育×子育て×習いごと
\先生こそ自分らしく笑顔で働こう/子どもも大人も笑顔になる習い事を発信|共育=子どもも教師も成長がモットー|小学校教師11年目全学年担任経験。小中一貫校勤務経験|授業満足度毎年9割の授業づくり発信|2児の父親。育短(週に2日育休)1年間取得|時短家事コーディネーター|年間100冊読書|毎年フルマラソン完走|パパママの笑顔が最幸の子育て