こんにちは。ノボルです。私は小学校教師をしながら、子育てに有益な情報を発信し、「関わった人が笑顔になる」ことを目標に記事を発信しています。
東大生の幼少期における習い事について、興味深い調査結果があります。東大卒業生518人にアンケートを行ったところ、東大以外卒業生と比べて、幼少期に習っていた習い事や遊び、体験などに大きな違いが見られました。
では、東大生はどのような習い事をしていたのでしょうか?
実は、現役東大生の約半数が、子どものときに同じ習い事をしていたことがわかりました。その習い事とは、水泳、ピアノ、英語・英会話の3つです。
この記事では、3つの中でも「スイミング」を取り上げ、メリットや始める時期、習うときにかかる費用などについて紹介します。
1.なぜ東大生に水泳経験者が多いのか。
東大卒業生517人に聞いたアンケート結果がこちらです。データを見る前の私のイメージは、英会話・英語が多いのかなと推測していました。しかし、ダントツで水泳を習っていた割合が多いのです。とても興味深いデータです。
【引用元】東大家庭教師友の会
全体の約7割の東大生が習っていた水泳。では、なぜ東大生に水泳を習っていた人が多いのでしょうか。それには、2つの理由が挙げられます。
周りに対する競争心を持てるようになる
スイミングスクールは基本的にマンツーマン指導ではなく、集団の中で一斉に指導されます。また、レベル別指導などを取り入れているスクールが多いです。自分が練習を積み重ねていくことで、レベルアップすることの経験が、学習にもいい影響を与えるようです。
自分に足りないことを徹底的に練習すること
例えば、平泳ぎの練習をしているときになかなか思うように泳ぐことができない。そんなときにコーチからの指導を受けて、自分でどうすれば泳ぐことができるようになるかを分析したり、練習したりする。
それは、勉強にも通ずることで、自分ができない・足りないことをどうしたらできるようになるかを分析する力がつくことが、東大生になるための力につながっているのだと考えられます。
これだけではなく、他にもさまざまな理由が挙げられます。では、これだけ東大生に人気の高い習いごとであったスイミング。習うとどんなメリットがあるのかを考えてみましょう。
2.水泳を習ったらどんなメリットがあるの?
全身運動で体力や心肺機能を高めることができる
水泳は、手や足だけを動かすのではなく、全身運動です。そのため、体力がつくことは間違いありません。
全身を鍛えることで、どのスポーツにおいても大切になる体感を鍛えることにもつながります。また、心肺機能を高めることで、風邪を引きにくくなったり、感染症などから身を守ることにもつながります。
実際、私は小学生時代に水泳を習っていました。嘘だろうと思うような話ですが、水泳を習っていた期間、約2年。その期間は、1回も風邪を引きませんでした。中学校に進学するときに水泳を習うのをやめました。すると、その年は高熱が出たり、インフルエンザにかかったりと大変だったと母から話を聞きました。
それだけ、水泳は身体をつくっていくうえで必要な機能を高めてくれていたんですね。
集中力や忍耐力を育てることができる
水泳では、自分のペースや呼吸をコントロールしながら、水中で長時間泳ぎ続ける必要があります。これは、集中力と忍耐力を高めるのに効果的なトレーニングになります 。
集中力と忍耐力は、学習や仕事にも役立つ能力です。水泳を習うことで、自分の目標に向かって努力する姿勢や、困難に耐える精神力を身につけることができるでしょう。
水に慣れて、水の事故から自分を守ることができる
夏休みに入ると、必ずといっていいほど、日本全国での水の事故のニュースが流れます。このニュースを見るたびに、本当に胸が締め付けられる思いです。
水の事故は、子供にとって大きな危険です。溺れたり、流されたり、感電したりする可能性があります。水泳を習うことで、水に対する恐怖心や緊張感を減らすことができます。
水中での呼吸法や体の動かし方、救助法などを学ぶことができます。これらの技能は、水の事故に遭ったときに自分や他人の命を守るのに役立ちます。
水泳は、子どもの安全につながる重要な習いごとだと言えるでしょう。
送迎バスがあれば通いやすい
水泳はほかの習いごとと比べて、送迎バスが多いというデータは見つかりませんでした。
しかし、送迎バスのある水泳教室は全国にたくさんあります。
https://otokoro.com/swimmingschool/category/shuttle/送迎バスがあれば、自宅や学校などから通いやすく、保護者の負担も軽減されます。
水泳教室を選ぶときは、料金や評判だけでなく、送迎バスの有無やルートもチェックしてみましょう。
大人になっても趣味として続けられるスポーツである
この視点は、親である私たちにとっても関係の深い視点ですね。
なぜ、大人になっても趣味として続けられるスポーツなのかをまとめました。
- 低負荷で全身運動ができるので、年齢に関係なく健康や体力を維持することができる。
- 心肺機能や筋力、柔軟性などを向上させることができる。
- メンタルヘルスにも良い影響を与えるので、ストレスや不安を軽減することができる。
- 自分のペースや目標に合わせて楽しむことができるので、飽きることがない。
- 仲間やコーチと一緒に泳ぐことで、コミュニケーションや刺激を得ることもできる。
- 室内で行うことが多く、季節や気候に左右されない。
これだけメリットが多いのだから、東大生が子どものときに習っていたのは納得ですね。では、スイミングはいつから習ったらいいのかについて見ていきましょう。
3.水泳はいつから習ったらいいの?
水泳は、習いごととしては定番中の定番で、教室探しは比較的難しくありません。
本格的にやろうと思うと急に負荷が大きくなります。
楽しむ程度にスイミングスクールに通うだけなら、週に1~2回1時間ずつが標準的です。
選手コースに入ると負担は激増します。ほぼ毎日に練習で、時間も2~3時間と長いです。
小学校登校前に練習をするクラブも多く、長期休暇中には合宿があるクラブもあります。
つまり、子どもの体づくりがメインの習いごととする水泳と、競技としての水泳の習いごとということは、習う目的によって別物と考えた方がいいでしょう。
では、スイミングはいつから習った方がいいのしょうか。
一般的には、4歳までに習うのがよいとされています。その理由は、
- 4歳までには神経系が約80%発達するので、運動神経をよくすることができる。
- 3歳頃までは水への恐怖心が少ないので、水に慣れやすい。
- 小学校入学前に泳げるようになると、プールの授業や友達との水遊びにも自信が持てる
とはいえ、オリンピックに出場した方でも、7歳から水泳を始めた方もいます。
お子さんの目的や実態に合わせて、習うのがよいでしょう。
4.費用はいくらかかるの?
スイミングスクールは全国にたくさんあり、各地域によっても異なりますが、一般的な相場をまとめました。
水泳を習うには、月会費と入会費が必要です。月会費は、週に何回通うかによって変わりますが、週1回のコースで5000円~8000円が相場です。入会金の相場は3000円前後です。
キャンペーン等で、入会金が無料になったり、一度体験に来られた方は半額になったりと、各施設によって違いますので、チェックしましょう。
月会費や入会金以外にも、水着やゴーグルなどの必要なアイテムの費用もかかります。
これらのアイテムは、スイミングスクールで購入することもできますが、自分で用意することも可能です。
調べたところ、水着に関してはスクール指定のものが多く、ゴーグルは市販のものでもよいとされているスクールが多いです。
5.まとめ
水泳は、全体の約7割の東大生が習っていたというのだから、すごい結果ですよね。
それには、理由が隠されていたことがこの記事を読むとわかります。
なぜ、東大生に水泳を習っていた人が多いのか。
- 周りに対する競争心を持てるようになる
- 自分に足りないことを徹底的に練習すること
水泳を習うメリットは、
- 全身運動で体力や心肺機能を高めることができる
- 集中力や忍耐力を育てることができる
- 水に慣れて、水の事故から自分を守ることができる
- 送迎バスがあれば通いやすい
- 大人になっても趣味として続けられるスポーツである
水泳はいつから習ったらいいのかについては、
一般的には、4歳までに習うのがよい。
費用は、週1回のコースで5000円~8000円が相場。
子どもの習いごとは、悩むものです。本当にお子さんに合うものなのか。それは、答えはありません。ですが、これだけ習いごとの人気がある水泳は、相応の理由があることは、この記事でおわかりいただけたのではないでしょうか。
子どもの未来のために、学ぶ機会を増やす意味でも、習いごとをする参考になれば嬉しいです。
以上、「東大生に聞いた!子どものときに習っていた習いごととは?」という話題でした。
ほいじゃあね~👋