習い事

子どもの習い事はいつから始める?年齢別のおすすめ習い事は?

こんにちは。ノボルです。小学校教師をしながら、子育てに関することや習いごとに関することで、少しでも人の役に立てればいいなと発信しています。

  • 習い事って、いつから始めるのがベストなの?
  • うちの子、まだ何も習い事をしていないけど、大丈夫かしら?
  • 何歳にこんな習い事をしたらいい!というアドバイスが欲しいな!

一般的に3~5歳の間で、何らかの習い事を経験するお子さんが多いようです。ですが、これだけ習い事がたくさんある中で、どの習い事をさせたらよいかを悩まれる方が非常に多いです。

私ノボルは小学校教師をして11年目になります。これまで、1年生の担任から6年生の担任までを経験しています。「子どもと大人が笑顔になることが教育」だという信念のもと、向き合ってきました。10年以上の教師人生と我が家でも6歳の娘と2歳の息子を持つ父親です。 失敗や挫折を繰り返し、ようやく子育てと教育、そして習い事には共通するものがあるなという答えに辿り着くことができました。

この記事では、習い事をまだされていないお子さんが始める際に「いつから始めるのがベストなのか」がわかり、各習い事のジャンルから、それぞれの年齢に合った習い事を紹介します。

この記事を読むと、今まで習い事をされていないお子さんも安心して通うことができ、親御さんもお金と時間が無駄にならない習い事の選び方がわかります。

私が父親として、そして10年以上教壇に立っている教師として培ってきた経験をこの記事に凝縮しました。「習い事で、子どもの未来をよくしたい」と思っている人は、最後までお読みください。

子どもの習い事はいつから始める?

習い事を始める良いタイミングは子どもによって異なりますが、私は幼少期(3歳~6歳)から始めることがよいと考えます。理由は、以下の通りです。

  • 母子分離の年齢に入るから
  • 他人とお話やコミュニケーションができる年齢になるから
  • 脳科学の観点から、「脳の80%は5歳ごろまでには基礎が完成するため」

ただし注意が必要で、子どもと双方向の会話ができない。もしくは習い事中にじっとできずに、ぐずってしまう場合や、集団慣れしていない年齢ではまだ習い事を習うには早い段階なので時期を遅らせましょう。

子どもは早い段階でさまざまな経験を通じて自己表現やスキルの発達が促進されるからです。ただし、無理なく楽しめる範囲で始めることが大切です。

データから見る、習い事を始める平均年齢は?

2022年版『子どもの習い事に関するアンケート』|株式会社イオレのプレスリリース (prtimes.jp)

このデータを見ると、習い事を始める平均年齢は、3歳~5歳が多いようです。

3歳前後には言語能力や運動能力の発達が著しく進み、また社会性や協調性も育まれてきます。この時期に様々な刺激を受けることで、子どもたちは自分自身を表現し、新しいスキルを身につけやすくなります。家の中でお父さん・お母さんとの関係性構築が出来ていたり、保育園で仲良くなったお友だち同士で遊び始めたりする頃でもあります。

また、早い段階から習い事を通じて興味を育むことで、将来的な専門性や才能の発見にも繋がる可能性があります。3歳は社会性が形成される前の段階。これから感受性や集団生活に慣れて行く前の年齢が3歳からとなっています。

ただし、子どもの個別性を尊重し、無理なく楽しめる範囲で習い事を始めることが大切です。

年齢別【0歳】【1~2歳】【3~6歳】おすすめの習い事

【0歳】におすすめの習い事

0歳の習い事は楽しさを重視し、子どものペースに合わせましょう。無理な刺激は避け、親子のコミュニケーションを大切にし、感情的なサポートを提供することが重要です。安全を確保し、子どもが興味を持てる活動を選び、常に柔軟性を持ってアプローチすることで、健康な発達を促進できます。

リトミック

リトミックは音楽やリズムを使った運動や表現活動で、赤ちゃんの感覚や運動能力の発達を促進するために適しています。 リトミックは音楽や手拍子、身体の動きを組み合わせた活動を含むため、視覚、聴覚、触覚など複数の感覚を刺激します。これにより、赤ちゃんの感覚の発達が促進されます。また、 リトミックは親子で一緒に楽しむことができる活動です。赤ちゃんは親の動きや音楽に合わせて反応し、親子の絆が深まります。さらに、リトミックでは赤ちゃんが自分の体を動かすことが求められます。これにより、筋肉の発達や基本的な運動能力が向上します。

ベビーマッサージ

ベビーマッサージは、赤ちゃんと親のコミュニケーションを促進し、赤ちゃんの健康と発達に良い影響を与える素晴らしい活動です。マッサージは赤ちゃんの触覚を刺激し、身体の感覚を発達させます。特に新生児期の赤ちゃんは触れられることで安心感を得やすく、安定した感情の発達に寄与します。マッサージは赤ちゃんの筋肉をほぐし、緊張を緩和する効果があります。これにより、赤ちゃんがよりリラックスし、良い睡眠を促進することが期待されます。

ベビースイミング

ベビースイミングは、生後わずかな月齢から始めることができる水中活動で、親子のコミュニケーションを促進し、赤ちゃんの感覚や筋力の発達に寄与します。赤ちゃんは胎内の環境が水に似ているため、水の中で過ごすことが自然で安心感を与えます。これにより、リラックスしやすくなります。水中での経験は赤ちゃんの感覚発達に良い影響を与えます。水の抵抗や触覚刺激が感覚を刺激し、視覚、聴覚、触覚の発達を促進します。

【1~2歳】におすすめの習い事

1歳~2歳の習い事は、環境やアクティビティの安全性を最優先にし、怪我や事故を防ぎましょう。また、感覚統合を促進するアクティビティや、基本的な運動能力を向上させる活動を選びます。言語発達にも優れている年齢でもあるので、絵本の読み聞かせや歌、簡単な言葉遊びを通じて言語発達をサポートします。

最後に、1歳までは親と子どもとの時間が圧倒的に多いですが、1歳~2歳になると、他の子供たちとの交流を通じて社会性を育み、共感力や協力の重要性を学ぶために、習い事を利用とするとよいでしょう。

音楽・リトミック

音楽・リトミックは1歳~2歳の子どもにとって素晴らしい経験です。リトミックはリズムや音楽を使った運動や表現活動で、子どもたちの感覚や運動能力を発達させます。音楽やリトミックでは、子どもたちは楽器の音に触れ、リズムに合わせて体を動かし、楽しい音楽体験を通じてコミュニケーションスキルも向上します。親子で一緒に楽しむことで、親子の絆が深まり、子どもの豊かな感性が育まれます。

体操

1歳から2歳の子どもにとって体操は楽しくて有益な活動です。この時期の体操クラスでは、基本的な運動能力や筋力を発達させるための適切なアクティビティが提供されます。子どもたちは単純な運動やエクササイズを通じて自分の体を知り、バランスを向上させます。また、体操は社交性や協力心も促進し、楽しみながら健康な発達をサポートします。親子で一緒に参加することで、親子の結びつきも深まります。

英会話

1歳から2歳の子どもに対する英会話は、基本的には遊びを通して英語の言葉やフレーズを導入するのが良いです。歌や手遊びを交えながら、日常的な表現や基本的な言葉を楽しみながら学ぶことができます。しかし、子どもの発達段階に合わせてプレッシャーをかけず、無理なく楽しい雰囲気で英会話を導入することが大切です。親が積極的に参加し、ポジティブな雰囲気を提供することで、子どもは言語を楽しく学ぶことができます。

【3~6歳】におすすめの習い事

3歳から6歳の習い事では、子どもの好奇心や興味に基づいて習い事を選び、楽しさを重視します。興味や関心を尊重して習い事を選びましょう。さらに、異なる分野やスキルに触れることで、幅広い経験を積ませます。

3~4歳児は運動神経が発達し、手先が器用になる時期です。スキップなども見よう見まねでできる、絵を描く、ハサミを使う、折り紙をするなどもできるようになります。いろいろなものに興味を持ち、特にテレビなど多くの言葉や音が流れるものに強く興味を示します。

芸術や表現的なアクティビティを通じて、子供が自己を表現する機会を提供します。また、成果を褒め、ポジティブなフィードバックを与えることで、自己肯定感を高めます。

水泳

水中での活動は子どもの運動能力や安全意識を高め、水の中で自分の体をコントロールするスキルを身につけることができます。水泳はまた、規律や協力の概念を学び、自信を養うのにも役立ちます。ただし、安全を最優先にし、適切な指導者や施設で行うことが大切です。

ピアノ

ピアノはリズムや音楽理解、協調性を発展させ、同時に集中力や指の運動能力も向上させます。早い段階から音楽の基礎を学ぶことで、感受性や創造性が豊かになります。ただし、プレッシャーをかけずに楽しさを重視し、子どもが自分のペースで学べるようサポートすることが重要です。

絵画・美術クラス

この時期は想像力や創造性が芽生える時期であり、絵画・美術活動を通じて子どもたちは自己表現や感性を豊かに発展させます。色彩や形の理解が深まり、同時に集中力や手指の運動能力も向上します。楽しい雰囲気で自由な発想を奨励し、子どもたちが自らのアイディアを表現できるようにサポートしましょう。

子どものやりたい!を尊重した習い事で可能性を!

子どもの興味・関心を最優先した習い事の選び方をすると、自己表現力や自己肯定感が育まれます。子どもは興味を持った習い事を通じて自分を発見し、好奇心や探求心が刺激されます。これにより、将来の興味や才能の発見に繋がり、自己成長の土台が築かれます。親は子どもの個性を尊重し、サポートすることで、子どもが自分自身や世界と向き合う自信を築く伴走者となります。

習い事を選ぶ時は、親の一方的な決定をするのではなく、子どもと一緒に話し合って決めましょう。納得した形でのスタートが、子どものモチベーションや目的の明確化につながります。

子どもが自分のやりたいことに没頭する中で、問題解決力や集中力が向上し、学習意欲も高まります。その結果、挫折を経験しても立ち直る力や柔軟性が養われ、将来の困難にも対処できる強さを身につけます。やりたいことを通して得られる成果や達成感は、子どもにとって自信を構築する大きな要素となり、ポジティブな学習体験を重ねることができます。親は子どもの興味を理解し、積極的にサポートすることで、子どもが自分を信じ、夢を追い求める大切なステップを踏むことができます。

以上、「子どもの習い事はいつから始める?年齢別のおすすめ習い事は?」という話題でした。

ほいじゃあね~👋

ABOUT ME
ノボル先生@共育×子育て×習いごと
\先生こそ自分らしく笑顔で働こう/子どもも大人も笑顔になる習い事を発信|共育=子どもも教師も成長がモットー|小学校教師11年目全学年担任経験。小中一貫校勤務経験|授業満足度毎年9割の授業づくり発信|2児の父親。育短(週に2日育休)1年間取得|時短家事コーディネーター|年間100冊読書|毎年フルマラソン完走|パパママの笑顔が最幸の子育て