習い事

【習いごと】並行して通う習いごとは、いくつぐらいまでが適正か?

こんにちは。ノボルです。小学校教師をしながら、子育てに関することや習いごとに関することで、少しでも人の役に立てればいいなと発信しています。

習いごとって今たくさんのジャンルがありますよね。例えばチームスポーツ系でいえば、野球やサッカー、ラグビー。個人スポーツ系で言えば、テニスやゴルフ。芸術系では、絵画や書道、学習系では英語・英会話、プログラミング、学習塾など、ほかにもたくさんの習いごとが存在します。

忙しい現代社会において、一つの習い事だけではなく複数の習いごとを並行して通うことは、個々のスキル向上や多様な経験の獲得につながります。しかし、無理なスケジュールはストレスの原因となりかねません。本記事では、並行して通う習いごとの適正な数について考察していきます。

習いごとっていくつぐらい習わせたらいいのかしら?

私の家は、スイミングと英語と習字とダンスの4つ!

えっ。そんなにさせてるんだ!うちの子は、遅れてしまうのかな・・。

みなさん悩まれますよね。この記事を読むと、その悩み解決します!一緒に考えていきましょう!

1.習いごとの種類による違い

異なるジャンルの習い事を同時に行うことは、個々のスキルや能力を総合的に向上させるポイントとなります。以下に、習い事の種類ごとの違いと利点について詳しく説明します。

言語学習

言語学習は、異なる文化やコミュニケーションスキルを向上させるために効果的です。複数の言語を学ぶことで、認知能力や柔軟性が向上し、異なる言語環境にも適応しやすくなります。ただし、複数の言語を同時に学ぶ場合は、混乱を避けるためにそれぞれの言語に専念する期間を設けることが重要です。

音楽・芸術

音楽や芸術の習いごとは、感性や表現力を豊かにし、創造性を刺激します。異なる楽器や芸術形式を組み合わせることで、独自のスタイルやアプローチを見つけることができます。ただし、楽器や技術の違いにより、集中力や練習時間の調整が必要です。

スポーツ

複数のスポーツを同時に行うことは、身体能力や協調性を向上させる効果があります。異なるスポーツによって養われる能力も異なり、全身のバランスの取れた発達が期待できます。ただし、怪我のリスクや疲労の蓄積には十分な注意が必要です。

学問系習い事

数学、科学、プログラミングなどの学問系習い事は、論理的思考や問題解決能力を向上させます。異なる学問領域を同時に学ぶことで、クロスカリキュラム効果が期待されます。ただし、専門性を深めるためには、十分な時間と集中力が必要です。

確かにそれぞれのメリットがあって、並行してするのもいいね。

おっしゃる通り。しかし、いいことばかりでもないんです!

習いごとが多すぎて、睡眠時間が削られたり、食事をゆっくりする暇もなかったりという家庭もあるようです。それなら、本末転倒です。早寝・早起き・朝ごはんの生活習慣が守れないようなら、習いごとを削る必要があります。

そこで、時間管理の重要性について見ていきましょう。

2.時間管理の重要性

スケジュールの立て方

適切なスケジュールを立てることが、複数の習いごとを有効に並行して行うための基本です。まず、一週間や一ヶ月の予定を大まかに把握し、各習いごとに充てるべき時間を確保します。柔軟性も持たせつつ、固定した時間帯を作ることで、計画的な学習が可能となります。

優先順位の設定

重要な習い事や締め切りのある課題に優先的に取り組むことが重要です。各習いごとの目標や進捗状況を考慮し、緊急性や重要度に基づいて優先順位をつけることで、無駄な時間の浪費を避けることができます。

集中力の維持

習いごとに取り組む際には、集中力の維持が大切です。疲労が蓄積されないように、習いごとの合間に短い休憩を挟んだり、集中が必要なタスクを朝や夜のより良いタイミングに配置することで、効率的な学習が可能です。

余裕の確保

無理なスケジュールはストレスの原因となり、継続的な学習に悪影響を及ぼします。予期せぬ出来事や休息の時間を考慮して、余裕を持ったスケジュールを作成しましょう。これによって、習いごとに対するモチベーションや興味を維持することができます。

定期的な振り返り

定期的な振り返りを行うことで、スケジュールの調整や効率の向上が可能です。進捗や苦しい部分を振り返り、適宜修正を加えることで、より効果的な時間管理が実現します。

また、毎日、時計の示す針に合わせて、どこで何をするのかを習いごとによって決められてしまう生活では、受け身の姿勢になってしまう危険性も。

受け身ではなく、能動的に物事に取り組む姿勢を身につけるためにも、次は個々の目標と優先順位について見ていきましょう。

3.個々の目標と優先順位

複数の習いごとを同時に行う際には、明確な目標と優先順位の設定が不可欠です。個々の目標に焦点を当て、それに基づいて習い事を組み合わせることで、より効果的な学びと成長が期待できます。

目標の具体化

各習いごとに対する具体的で明確な目標を設定しましょう。例えば、言語学習ならば特定のレベルの習得、音楽ならば公演への参加、スポーツならば特定の技術の向上などです。目標がはっきりしていることで、その達成に向けての計画が立てやすくなります。

優先順位の考慮

各目標の優先順位を考慮することが重要です。どの習いごとが最も重要で、どれがサポート的な役割を果たすかを明確にしましょう。優先順位を決定する際には、自身の興味や長期的なビジョンも考慮に入れることで、モチベーションの維持がしやすくなります。

バランスの取り方

異なる習いごとの目標をバランス良く設定することが大切です。あまりにも一方に偏ると、総合的なスキルの向上が難しくなります。例えば、文化やアート、スポーツのように異なるジャンルを組み合わせることで、より多面的な発展が期待できます。

柔軟性と調整

目標や優先順位は柔軟であるべきです。変化する状況や興味の変化に適応するために、定期的に振り返りや調整を行いましょう。新しい目標を設定したり、優先順位を変更したりすることで、より効果的な習いごとの組み合わせが見つかるかもしれません。

優先順位を子どもに決めさせることが重要なんですね。

そうですね!優先順位を子どもと親が一緒に決めるが重要なんです!

4.心身の健康への影響

複数の習いごとを同時にこなすことは、心身の健康に様々な影響を与えます。バランスを取りながらの学習が重要で、無理なスケジュールは逆に健康を損なう可能性があります。以下に、心身の健康に対する具体的な影響を詳しく説明します。

ストレスとの関係

無理なスケジュールや過剰なプレッシャーは、ストレスの原因となります。習いごとによる充実感とは裏腹に、過度な負担は心身に悪影響を及ぼします。定期的な休息やリラックスタイムを確保し、ストレス管理に努めることが重要です。

睡眠との関連

習いごとのスケジュールが夜遅くまで続くと、十分な睡眠を取ることが難しくなります。睡眠不足は集中力の低下や健康問題を引き起こす可能性があります。十分な休息を確保することで、学習の効果が向上し、健康を維持することができます。

身体の疲労と怪我のリスク

スポーツや体を使った習いごとを複数行う場合、無理なトレーニングや疲労が積み重なると怪我のリスクが増加します。適切な休息やトレーニングのバリエーションを確保し、身体への負担を最小限に抑えることが必要です。

モチベーションと興味の維持

習いごとが過度にストレスとなると、モチベーションが低下し、興味を失う可能性があります。自身の限界を理解し、楽しみながら学ぶことが重要です。心身のバランスを保ちつつ、長期的なモチベーションを維持することが学習の継続につながります。

複数の習いごとを行う際には、心身の健康を最優先に考えることが不可欠です。ストレスや睡眠不足、身体への負担に気を付けつつ、健康な状態を維持することで、持続的な学びと充実感を実現できます。

5.まとめ

習いごとによる種類の違いは、

それぞれのジャンルを組み合わせることで効果が期待できる

時間管理の重要性では、

  • スケジュールの立て方
  • 優先順位の設定
  • 集中力の維持
  • 余裕の確保
  • 定期的な振り返り

個々の目標と優先順位では、

  • 目標の具体化
  • 優先順位の考慮
  • バランスのとり方
  • 柔軟性と調整

心身の健康への影響では、

  • ストレスとの関係
  • 睡眠との関連
  • 身体の疲労と怪我のリスク
  • モチベーションと興味の維持

「今日の放課後は誰とどこで何をして遊ぼうか」と自由に考える機会も奪われてしまうことは、「自分の時間」を自由にデザインする機会を奪ってしまいます。

それは大げさかもしれませんが、自分の人生をデザインする力をつける練習の機会を奪っているということ。

インプットの時間はもちろん大切です。しかし、子どもは朝から学校で6時間授業で学習や活動でくたくたになる。その後に習いごとがプラスされている。それがぎちぎちに組まれていると考えると、ほっとする時間がない。子どもが自分を見つめるぼっーとする時間も必要です。家族との会話の時間も、子どもの心に安定をもたらす意味で大切です。

週に何日まで習いごとを入れてもいいのか、目安を示すことは難しいです。それこそ、家庭の判断によります。ですが私は大事なこととして、子どもが「自分の時間」をデザインする機会の確保、子どもがぼーっとする時間の確保、家族が一緒に過ごす時間の確保です。

つまり、私は「小学校低学年までは、体を動かす系1つと芸術・創造系1つの2~3が限界。」だと考えています。

限られた枠の中で習うごとを選ぶのは難しいです。小さなうちはできるだけバランスよく選ぶことが重要です。だって、子どもの可能性は経験してみないとわからないから。

以上、「【習いごと】並行して通う習いごとは、いくつぐらいまでが適正か?」という話題でした。

ほいじゃあね~👋

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ABOUT ME
ノボル先生@共育×子育て×習いごと
\先生こそ自分らしく笑顔で働こう/子どもも大人も笑顔になる習い事を発信|共育=子どもも教師も成長がモットー|小学校教師11年目全学年担任経験。小中一貫校勤務経験|授業満足度毎年9割の授業づくり発信|2児の父親。育短(週に2日育休)1年間取得|時短家事コーディネーター|年間100冊読書|毎年フルマラソン完走|パパママの笑顔が最幸の子育て