習い事

コミュ力解消にも!子どもにダンスを習わせる親が注意すべきこと5選

こんにちは。ノボルです。教育、子育て、習い事を共育=「大人も子どもも笑顔になる」と捉えて、頑張っているママパパさんの力になりたいと発信しています。

  • 子どもにダンスを習わせるってどうなのかな?
  • オリンピック種目にもなるし、注目されているからうちの子にも勧めたい。
  • ダンスを習わせる時に親が注意すべきことを教えてほしい!

一般的に、ダンスを習う子どもは増えていて、自己表現やコミュニケーション手段としても注目されています。

私ノボルは現役小学校教師11年目になります。これまで、1年生の担任から6年生の担任まで全学年担任を経験しています。「子どもと大人が笑顔になることが教育」だという信念のもと、向き合ってきました。10年以上の教師人生と我が家でも6歳の娘と2歳の息子を持つ父親です。失敗や挫折を繰り返し、ようやく子育てと教育、そして習い事には共通するものがあるなという答えに辿り着くことができました。

この記事では、キッズダンススタジオでよくあるトラブルなどに巻き込まれないために、ダンスを習わせる時に親が注意すべきことをわかりやすく解説します。

この記事を読めば、お子さんの自己表現やコミュニケーションを高めてほしいと願っているママパパさんの不安が解消します。

ノボルが父親として、そして10年以上教壇に立っている教師として培ってきた経験をこの記事に凝縮しました。「自分のお子さんにダンスを習ってほしい」と思っている人は、最後までお読みください。

ダンスを習うメリット3選

最近、若者を中心にダンスの人気が高まっています。ダンスは、音楽に合わせて自由に踊ることで、自己表現やコミュニケーション手段としても注目されています。また、オリンピックの種目としても注目が集まる競技の一つでもあります。さらに、2012年度から中学校の体育で武道とダンスが必修化されています。自己表現することの楽しさや喜びを味わうことのできるダンスは習い事としての注目も高いです。では、ダンスを習うメリットはどんなことがあるのか?

身体能力の向上

子どもがダンスを習うことで、身体能力が向上する様々なメリットがあります。まず、ダンスは全身の協調性を養うため、足の動きと同時に腕や体幹を使うことで、身体のバランス感覚が向上します。また、様々な振り付けやステップを覚えることで、運動の正確性や柔軟性も増していきます。

ダンスはまた、基本的な運動能力を向上させる手段となります。激しい動きやジャンプ、回転などを通じて、筋力や持久力が発展します。これにより、子どもたちは日常生活や他のスポーツにおいてもより活発に参加できるようになります。

さらに、リズム感を養うことも身体能力向上の一環です。音楽に合わせた動きやタイミングを覚えることで、子どもたちは身体のコントロールを向上させ、リズミカルな動きが身につきます。

自己表現力が伸びる

ダンスは身体を通して感情や思いを表現する手段として非常に効果的です。子どもたちは音楽や振り付けを通じて自分の感じる気持ちを動きで表現し、その過程で自身の感情に気づくことができます。

また、異なるダンススタイルや挑戦的な振り付けに取り組むことで、子どもたちは自分の個性やアイデンティティを見つける手助けになります。ダンスは一種の言語であり、その中で子どもたちは自分自身を表現し、他者とのコミュニケーションを通じて他者に自分を理解してもらうことができます。

さらに、公演や発表の場でダンスを披露する経験は、自己表現力をさらに高めます。舞台上で自分のパフォーマンスを披露することで、自信を持ち、他者の前で堂々と自分を表現する力が育まれます。

自己肯定感を高める

子どもがダンスを習うことは、自己肯定感を向上させる重要な役割を果たします。まず、ダンスは新しい振り付けやステップを学ぶプロセスを通じて、子どもたちに挑戦と成長の喜びを提供します。困難な動きや複雑な振り付けを練習し、それを乗り越えることで、自分にできるという自信が芽生えます。

ダンスクラスや公演では、他の生徒や観客との協力が求められます。グループでのパフォーマンスやチームワークを通じて、子どもたちは自分だけでなく、他者とも連携し合う大切さを学びます。これが彼らの社交性を向上させ、他者との良好な関係構築に寄与します。

さらに、定期的な練習や公演を通じて、子どもたちは自分の努力と継続性が成果を生むことを実感します。挫折や失敗を経て成し遂げた瞬間は、自分に対する確かな自信となります。この積み重ねが、彼らの自己肯定感を築く大きな要素となります。

総じて、ダンスは子どもたちが自分に挑戦し、協力し、努力を通じて成果を上げる経験を提供し、それが自己肯定感を育む大きな支えとなります。

ノボル先生

自分に挑戦し、努力を通じて成果を上げる経験をすることで、自分自身を表現できるダンスは習い事としてのメリットが大きいですね。

【体験談】あるスクールコーチの話

『ダンスなら言語を問わず世界中で自分を表現することができる』

あるダンススクールコーチの言葉です。言語がわからなくても、ダンスがあれば自分を表現できる。そう考え、この言葉を伝えているそうです。すべてのダンススクールがそうとは限らないが、大半のスクールでは、「礼儀・礼節」を心がけるスクールが多いそうです。あるダンススクールの方に話を聞きました。

大切にしていることと、ダンスを通して伝えたいこと

「挨拶をきちんとすることです。きちんと人の目を見てコミュニケーションを取ることです。この業界は、見た目で判断されてしまうことが多い。どうしても”ゆるく”見られちゃうんです。実際に世間の常識からは、少しズレている人も(笑) 

だからこそ、礼儀はしっかりとして、まずは指導者が子どもの手本になるようにというのは、教室の中で先生同士でよく話します。」

ダンスを通して子どもたちに何を伝えたいか。

「ダンスがうまくなるよりも、生活の中のストレスを取ってあげたいなと思っています。ただし、一人ひとりダンスの才能も好きな度合いも違う。それぞれの子がそれぞれの心の中でダンスをどのように位置づけているのかをこちらがしっかりと読み取って、それぞれの子どもにとって、ダンスを生活の一部にできればいいなと願っています。」

「今の子どもは、あれしなさい、これしなさい、あれはダメだ。こうしたほうがよい、と常に何かを押し付けられている。そんな毎日の中で、せめてダンスしている間だけでも自分の思った通りにふるまえる時間にしてあげたい

ノボル先生

ダンスを通じて、周りからのしがらみから解放される時間を大切にされているのがわかります。

子どもにダンスを習わせる親が注意すべきこと5選

ダンスを楽しむ気持ちを最優先に

ダンスを楽しむ気持ちを最優先にすることは、豊かな経験と成長を促進する大切なポイントです。子どもたちは自分の好きな音楽に合わせてリズムに身を委ね、自由な動きで表現することで、内面からの喜びを感じることができます。親がその楽しさを重視し、プレッシャーや過度な期待を排除することで、子どもたちは自らダンスに没頭し、自己表現の道を見つけることができます。

楽しむ気持ちを優先することで、ダンスは子どもたちにとって無理なく楽しいアクティビティとなり、自己肯定感や創造性が育まれます。誤りやミスを気にせず、自分のペースで学ぶことができる環境が整うことで、ダンスはプレッシャーから解放された楽しい冒険となります。

最優先にすべきは、子どもたちが自身の感情やアイデンティティを楽しみながら表現できること。楽しむことを重視することで、ダンスは単なるスキルや技術の向上だけでなく、子どもたちの心と精神の発展に寄与する素晴らしい手段となります。

フォーメーションなどに口を出さない

親が子どもにダンスを習わせる際、フォーメーションや振り付けに対して適切なアプローチが必要です。まず、親はプロのインストラクターや振り付け師にその役割を委ね、子どもの自主性や表現力を尊重するべきです。口を挟むことなく、子どもたちが自分らしいダンスを発揮できるようにサポートすることが大切です。

フォーメーションや振り付けに対して口出しすることは、子どもたちの自信を損なう可能性があります。親が過度に指導すると、子どもたちは自分のアイデンティティや表現力を発揮する余裕を失いかねません。ダンスは創造性や個性を伸ばす場でもあるため、親は子どもたちの個性を尊重し、自由な発想を奨励する姿勢を持つべきです。

親がフォーメーションなどに口を出さないことで、子どもたちは自分の感性を大切にし、楽しみながらダンスを学ぶことができます。その結果、よりポジティブで成長に富んだ経験が得られ、ダンスを通じて自分を表現する楽しさを存分に味わえるでしょう。

プレッシャーをかけすぎない

子どもにダンスを習わせる親が注意すべきことの一つは、プレッシャーをかけすぎないことです。子どもたちは自分のペースで成長し、学ぶスピードが異なります。親が過度な期待やプレッシャーをかけると、子どもたちはストレスを感じ、ダンスが楽しい経験から負担となってしまう可能性があります。

プレッシャーを軽減するためには、子どもたちの努力や進歩を喜び、失敗やミスを許容する環境を作ることが重要です。成果だけでなく、過程を楽しむことを重視し、親が子どもたちに対して柔軟で理解のあるサポートを提供することが必要です。

親がプレッシャーをかけすぎないことで、子どもたちは自分のペースでダンスを楽しむ自由を感じ、よりポジティブな経験が得られるでしょう。プレッシャーのない環境で学ぶことで、子どもたちは自信をつけ、ダンスが喜びに満ちた活動であることを実感できます。

ノボル先生

子どもが自己表現するダンスを楽しんでいるうちに、周りの大人である親は見守ることが大切ですね。

子どもの興味を尊重する

親が子どもにダンスを習わせる際、子どもの興味を尊重することが重要です。子どもたちは個々に異なる好みや関心を持っているため、その興味を理解し、受け入れることがポイントです。最適なダンスクラスやジャンルを見つけることで、子どもたちはより楽しみながら学ぶことができます。

親が子どもの興味を尊重することで、子どもたちは自分の選択が尊重されていると感じ、自主性を発揮しやすくなります。例えば、特定のダンススタイルや音楽に興味を持っている場合、それを取り入れたクラスや活動を提供することが良いでしょう。

興味を尊重することは、子どもたちのモチベーションを高め、継続的な興味を持ち続けるための土台を築きます。親が子どもたちの好奇心や情熱をサポートし、柔軟に対応することで、ダンスがより充実した経験となり、子どもたちの成長に寄与します。

ポジティブなサポートを提供する

子どもにダンスを習わせる親が留意すべき重要なポイントの一つは、ポジティブなサポートを提供することです。子どもたちは新しいスキルを学ぶ中で様々な挑戦に直面します。親がポジティブなエネルギーでサポートし、励ましの言葉をかけることは、彼らの自己肯定感を高め、成長に寄与します。

失敗や難しい瞬間に直面したときに、親が理解のある態度で接することが大切です。ポジティブなサポートは、子どもたちが自分の限界に挑戦し、新しいことにチャレンジする自信を育む助けになります。親が達成感や努力を称賛することで、子どもたちは自分の成果に誇りを感じることができます。

また、ポジティブなサポートはダンスの楽しさを強調することでも表れます。楽しみながら学ぶことが長続きの秘訣であり、親がその楽しさを共有し、子どもたちにダンスの喜びを感じさせることが重要です。

ノボル先生

親として子どもに「大丈夫!」「よくやった!」と励ましの言葉で支えてあげることが重要ですね。

ダンス=自己表現 子どもがダンスを習う最終目標は、人としての成長にあり

子どもがダンスを習う最終目標は、単に技術やスキルの向上だけでなく、人としての豊かな成長を達成することにあります。ダンスは身体的な側面だけでなく、感情や社会性、精神的な側面にも深く影響を与えます。

まず、身体的な成長において、ダンスは全身の協調性や柔軟性を高め、基本的な運動能力を向上させます。これは健康な身体の維持だけでなく、自己表現を通じて自身の身体を理解し、受け入れる力を養います。また、繰り返しの練習や努力を通じて、持久力や筋力が向上し、自分の可能性に挑戦する姿勢が育まれます。

感情面では、ダンスは表現力を高め、内面の感情を言葉にせずとも表現できる手段を提供します。子どもたちは音楽や動きを通じて自分の感情やアイデンティティを見つけ、豊かな感受性を育むことができます。ダンスを通して得た感情の表現力は、コミュニケーションや対人関係の発展にも繋がります。

社会性の向上においては、ダンスはグループでの協力やチームワークを養います。共に練習し、公演を成功させるためには互いに理解し合い、助け合うことが必要です。これは社会での協力やリーダーシップのスキルを培う助けになります。

最終的な目標は、これらの身体的な、感情的な、社会的な成長を通じて、子どもたちが自分自身を理解し、他者と共に生きるための力を身につけることです。ダンスを通じて得た経験は、彼らが豊かな人間関係を築き、自分の夢や目標に向かって進むための強力な基盤となります。

以上、「コミュ力解消にも!子どもにダンスを習わせる親が注意すべきこと5選」という話題でした。

お子さんのために、時間とお金をかけて行うのが習い事。少しでも安心して通うことができる習い事が見つかるように発信しています。参考になったなと思った方は、他の記事も読んでいただければ最高です。

ほいじゃあね~👋

ABOUT ME
ノボル先生@共育×子育て×習いごと
\先生こそ自分らしく笑顔で働こう/子どもも大人も笑顔になる習い事を発信|共育=子どもも教師も成長がモットー|小学校教師11年目全学年担任経験。小中一貫校勤務経験|授業満足度毎年9割の授業づくり発信|2児の父親。育短(週に2日育休)1年間取得|時短家事コーディネーター|年間100冊読書|毎年フルマラソン完走|パパママの笑顔が最幸の子育て