こんにちは。ノボルです。小学校教師をしながら、子育てに関することや習いごとに関することで、少しでも人の役に立てればいいなと発信しています。
- クリスマスが近づいてきたけど、クリスマスプレゼントどうしよう。
- 高学年だから、学びにつながるプレゼントを贈りたいな。
- 高学年の子どもが学べるクリスマス絵本を紹介してほしい!
一般的には、高学年に絵本は簡単すぎるのではないか・・と思われている方も多いかと思いますが、そんなことはありません!
私ノボルは小学校教師をして11年目になります。これまで、1年生の担任から6年生の担任までを経験しています。「子どもと大人が笑顔になることが教育」だという信念のもと、向き合ってきました。10年以上の教師人生と我が家でも6歳の娘と2歳の息子を持つ父親です。 失敗や挫折を繰り返し、ようやく子育てと教育、そして習い事には共通するものがあるなという答えに辿り着くことができました。
この記事では、小学校高学年の子どもたちでも読んでいて楽しく、そして学びにつながるクリスマス絵本を厳選して紹介します。
この記事を読めば、どんな絵本が高学年の子どもに響くかがわからないママパパさんが、全学年担任経験のあるノボルの紹介によってクリスマスにお子さんの目が輝くこと間違いありません。
私が父親として、そして10年以上教壇に立っている教師として培ってきた経験をこの記事に凝縮しました。「クリスマスに絵本をプレゼントしたい」は、最後までお読みください。
そもそもクリスマスプレゼントに絵本ってどうなの?
高学年のクリスマスプレゼントは、一般的にどのようなものが人気なのでしょうか?このデータを見てください。
https://naki-blog.com/study/
1位は、ゲーム、ゲームソフトで2位はスポーツ用品。この中にも、「絵本」というものはランキングにはありませんでした。例えばお子さんが欲しいものに今年はプラスアルファで絵本も添えるという形もいいかもしれませんね。
クリスマスプレゼントに絵本を選ぶのは、子どもたちにとって素晴らしい選択です。絵本は単なる物語の羅列ではなく、子どもたちの成長と学びがセットとなります。絵本を贈ることで、子どもたちは想像力を豊かにし、新しい言葉を学び、感情の理解を深めます。
私は10年以上小学校教師として1年~6年全てのクラスの担任をしてきました。特に高学年になると、本を読む子と読まない子がはっきりとわかれる年齢でもあります。本を読む子は休み時間に本を借りに行ったり、教室にある本棚から本を選んで読んだりします。
低学年では「図書の時間」として週に1回程度は、学校にある図書室にクラスの子みんなで行き、その時間は本を読む時間として使うのですが、高学年になるとやることが多くなり、図書の時間が削られることもしばしば。本を読まない子は本に触れる機会が少なくなります。
そのため、例えば毎年のクリスマスプレゼントは子どもが欲しいと思ったものを買っているご家庭であれば、そのプレゼントに絵本を添えてみると、いつもと違うクリスマスを演出できます。また、クリスマスの季節に贈る絵本は、その時期に合わせた温かさや喜びを共有する素晴らしい手段です。
絵本は時に、子どもたちに大人の考えや価値観を伝える媒体でもあります。クリスマスの絵本を通して、善意や思いやり、家族の大切さなどを伝えることができ、子どもたちにとって心に残る贈り物となります。また、読書習慣を育むことは、将来的な学習能力やコミュニケーションスキルの向上にも繋がります。
クリスマスに絵本を贈ることで、子どもたちは物質的な喜びだけでなく、知的な豊かさや感情の成長も手に入れることができます。絵本は愛情と知識の詰まった贈り物であり、心に残る素敵なクリスマスプレゼントとなるでしょう。
子どもが欲しいといっているプレゼントに絵本を添えてあげると、お子さんにとって学び深いものになりますね。
100以上あるクリスマス絵本の中から1~6年全ての担任経験があるノボルが読んでみて厳選!高学年の子どもに贈る、クリスマス絵本5選
クリスマスをめぐる7つのふしぎ
クリスマスイブ、家にやってきたおまわりさんが少年の家にやってきます。サンタクロースはひとりなの?サンタクロースはパパ? カリカリ山のクリスマスの木ってなに?そんな疑問に答えてくれお話をプレゼントしてくれます。
クリスマスをめぐるの7つのショートストーリー集。サンタクロースのなぞやクリスマスの不思議を答えてくれる、わくわくした一冊となっています。私が読んでみての感想は、「くすっと笑えるストーリーも書かれている」ので、低学年の子も読むことができます。プレゼントにはもってこいの一冊です。
急行北極号
こちらは、トム・ハンクスが声を担当した映画の原作です。男の子がイブの夜、窓の外を見ると、そこには汽車・・・急行「北極号」が停まっていました。男の子が汽車に乗り込むと、汽車は北へ北へと進み、やがて、サンタの国へ。
私が読んでみてこの本は、子どもだけでなく大人も世界観に吸い込まれる本です。子どもはもちろんのこと、大人でも、クリスマスのワクワク感や、温かい雰囲気を思い出す名作です。やっぱり、サンタクロースは存在するんだ・・・高学年となるとサンタクロースの存在に疑い深い子すら、目を輝かせてそんな気にさせてしまうかも知れません。最後の一文も素敵ですね。
クリスマスの猫
上流階級育ちの11歳のキャロラインは、おじさんの家にあずけられていた。おじさんはやさしいけれど気弱で、性悪な家政婦のいいなりになっていた。家は寒く外出は禁じられ、友だちといえば庭で見つけた猫と、高い塀をこえて現れた少年ボビーだけ。
私が読んでみて、現代社会における格差や身分の違いについてもふれる物語で、高学年の子どもたちには大人になる前に社会をみつめる機会として読んでほしい1冊です。
クリスマスキャロル
『クリスマスキャロル』は、チャールズ・ディケンズの名作で、エボニーザー・スクルージという守銭奴な老人が、過去・現在・未来の三人の幽霊に導かれ、心の変化を遂げるクリスマスの物語。
スクルージの冷たい心が温もりに変わり、善意と慈悲の大切さが描かれます。今もなお全世界で読み継がれている一冊です。私が読んでみてのおすすめポイントは、ディケンズの鮮やかなキャラクターの描写と、1年の中で1日しかないクリスマスでの奇跡がある人間の心を変える感動的なメッセージに注目です!
The Very Hungry Caterpillar’s Christmas Eve
エリック・カールの「はらぺこあおむし」シリーズのクリスマスバージョン。はらぺこあおむしシリーズなので、英語も比較的読みやすいものばかりが並んでいます。クリスマスイブを舞台とした仕掛け絵本には、いろんな動物が隠れています。”who’s that….?”の疑問文の答えを、仕掛けをめくって答えて行きましょう。お話を読むだけでなく、”Can you find the very hungry catapilar?” や”What’s this?”、” What can you see? “など、子どもたちと対話しながら進めると盛り上がります。
ママパパさんへのクリスマス絵本 『賢者のおくりもの』
タイトルにある+1冊というのは、ママパパさんに読んでほしい1冊です。絵本というと、子どもが読むものとばかり思っていませんか?実は、そうではありません!絵本から学ぶことは、本当に無限大です。実用書や小説では味わえない、描写や絵のタッチ、情景などをぜひ味わってください。
私はこの本を手に取り、最後の部分に差し掛かるまでに涙がこみ上げてきました。お互いのクリスマスプレゼントのために自分たちの最も大切なものを売ってしまい、一見無駄に終わってしまったのは愚かな行為でした。しかし彼ら夫婦こそ最も賢い贈り物をしたのだという最後の部分には「その通り」と納得できました。
絵本を読むのは幼児だけじゃない!絵本こそ知識の宝庫
絵本は決して幼児だけのものではありません。むしろ、全年齢層にとって知識の宝庫となり得ます。絵本には豊富な情報や深い洞察が詰まっており、子どもから大人まで幅広いテーマやジャンルが提供されています。
絵本は知識を伝えるだけでなく、物語やキャラクターを通じて感情や倫理に触れ、社会的な理解を深めます。例えば、歴史の出来事を描いた絵本は、歴史の教訓を楽しく学ぶ手段となります。科学や自然に関する絵本は、好奇心をくすぐり、興味を持たせます。
大人が絵本を読むことで、新しい視点や知識を得ることができます。専門的な分野に特化した絵本は、初心者から専門家まで異なるレベルの理解を提供し、学び続ける姿勢を養います。また、絵本は言語能力やコミュニケーションスキルを向上させる手段でもあります。複雑なストーリーや単語が使われる絵本を読むことで、語彙の拡充や文章理解能力の向上が期待できます。
絵本は時には挑戦的であり、深い哲学的なテーマを扱ったり、社会的な問題に切り込んだりします。クリスマスの絵本を通して、善意や思いやり、家族の大切さなどを伝えることができ、子どもたちや大人にとって心に残る贈り物となるでしょう。
以上、「【クリスマスプレゼント】100以上あるクリスマス絵本の中から1~6年全ての担任経験があるノボルが厳選!高学年の子どもに贈る、クリスマス絵本5選+1冊 英語絵本も!」という話題でした。
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