こんにちは。2週間前にフルマラソンに挑戦した時の身体ボロボロの状態が未だに残っていて、年を重ねたことを実感しているノボルです。
さて、今日は初任者の先生にオススメの本紹介です。
ボクの読書経験をもとに、ボクが読んでみて自宅本棚の1軍ゾーンに並べてあるもののみの厳選!
春から教壇に立つワクワクと不安が入り混じるこの時期だからこそ、「読んでみようかな」ってビビッときたら、ぜひ手に取ってみてください!
小学校の先生の前に、教壇に立つあなたは一社会人でもあります。この記事は、教育書だけに限らず、ビジネス実用書も紹介します。
タイトルにもあるように、ボクは年間100冊以上の本を読みます。
読んだ本は「ビブリア」というアプリに記録しています。
記録することで、瞬時に情報がわかります。記録を開始したのが、2018年の8月だったので、1年単位で計測した2019年からの読書記録は・・
- 2019年・・101冊
- 2020年・・107冊
- 2021年・・103冊
- 2022年・・100冊
- 2023年・・104冊
家族が増えたときには、なかなか読むことが出来ない時も・・
5年間でざっと500冊以上読破したノボルオススメ、紹介しますね!
まずは、ノボルの自己紹介から!
- 『大人も子どもも笑顔になる』がモットー
- 現役小学校教師11年目。1~6年全学年担任経験あり
- Q-Uによる学級満足度90%越え
- 教育、ビジネス、自己啓発などを中心に年間100冊以上の書籍を読破
- 義務教育学校経験。小学校に所属しながら中1社会を担当経験
- 学年主任の経験
- 学級担任に加え、人権主担・生活指導部長・道徳推進教師など複数の校務分掌を掛け持ち
- 病休経験→働き方を見つめマインドを整え小学校教員として復活
- 娘と息子をもつ2児の父親『行動で示すカッコイイ父ちゃん』が目標
- 1年間の育短(週に3日勤務、2日を育休)経験
- 仕事と家事の両立をめざし、時短家事コーディネーター資格取得
- 30歳を機に、フルマラソン挑戦。以降、毎年フルマラソン参加。
現役小学校教師11年目の、今の読書傾向
読書の媒体は?
私はズバリ!10割、紙の本です。
今、kindleなどで購入すると、安いしどこでも読めるメリットはあります。
それでも、私は紙にこだわる理由が!
- 線引きや書き込みをする
- ページの折り込みをすることで、再読時に役立つ
- 本棚を眺めることも好きなことの1つ
自分の気づきや考えを書き込みながら、読んでいく。これが、自分のインプットとアウトプットの循環になっています。
また、ボクはページの折り込みを3種類に分けています。自分の中での重要度別に。
これは、あくまで好みのですので、読む媒体は一番しっくりくるものでいいですね。
本を買うお金が・・とお困りの方には、
安価なkindle、または図書館で借りると無料ですね。
どんな媒体であっても、
本から著者の想いや考えに出会うことは、忘れてほしくないですね。
私は圧倒的に身銭を切って本を買うことをオススメします!
読書の時間は?
読む時間は、圧倒的に朝起きてからが多いですね。
朝のルーティンは、ほぼ決まっています。
ボクにとってのゴールデンタイムは、朝5時~6時の1時間です。
我が家には、この4月から小学生になる娘と保育園に通う息子がいます。
最近は、息子が5時30分に起きてしまうので、ガーン。。
仕事から家に帰ってからは、子ども・家族との時間が最優先。
子どもと目いっぱい遊んだり、家族みんなでお風呂に入ったり。歯磨きをしたり、習慣の英語DVDをみんなで発音しながら観たり。子どもを寝かした後は、パートナーと晩酌したり。
自分を磨く読書は、自分が早起きしてするリズムになっていますね。
通勤はバイクですので、通勤時間は使えません。
例えば、「読む時間が取れない!」って思っている方には、私もよくする方法が・・
- 子どもを連れて図書館へ行くとき
- 電車に乗る時に、あえて1本早い各駅電車に乗る
- 教室での朝読書の時間に、子どもたちと一緒に読む
どれか一つでも、一度試してみてくださいね!
スキマ時間の読書ライフは、ぜひ良い方法があったら教えてほしい!
読書の内訳は?
- 教育書・・3割
- ビジネス・実用書・・4割
- 自己啓発系・・3割
このような感じですね。時期や年代によっては違いますけどね。
私は、自己啓発系・ビジネス・実用書は好きですね。
「教師の常識は社会の非常識」とよく言われたもので、そんな中でもボクなりに「そんなこと言われてたまるか!」ってあがいているのかもしれません(笑)
また、著者の生き方に関する本を読むのも好きですね。
社会に対してどう向き合っているのか、自分の人生をどう歩んでいるのかを知ることで、
自分の在り方は常に探っているって感じです。
その人の人生を辿ることは、自分に良い刺激になります!
初任者にオススメの本10選!
さて、ここからが本題です。
初任者は年々増えていて、学校にも必ずといっていいほど毎年初任者の先生が赴任します。ボクも4年目の時にボクが1組、大学卒業してすぐの初任者の先生が2組の2クラスで3年生の担任として一緒に組むことになり、ともに成長させてもらいました。
そんな初任者の先生にオススメの1冊をまとめました。
どの時代においても、通用する『自分の強み』につながる本
学校現場というのは、日々変化していきます。例えば初任者の先生が22,23歳とすると、小学校卒業は10年前。
10年前の学校現場と今の学校現場では、違いがあって当たり前。
でも、自分が知っているものはきっと教えられた経験が大きいはず。
当時の教わったことが全てではなく、『自分の強み』を生かした教師人生を歩んでほしい。
自分の強みがあるとないとでは、これから働いていく中で軸になるはず。
そんな基準で、オススメの本を厳選しました。
初任者に読んでほしい本①「できる先生は実はやっている!教師力を鍛える77の習慣」
先生って素敵な仕事なんですよ。
ニュースでは、「ブラックだ」「やりがい搾取だ」と言われていますが、そんな中でも「先生をしたい」って思って、春から初任者として教壇に立つあなたに伝えたい言葉。
私のメンターと1人である「森川正樹先生」が教師として必要なことを書かれた本です。
この「77の習慣シリーズ」は学級づくり、授業づくりとシリーズ化されていますが、ボクはまずこの「教師力を鍛える」をぜひ初任者の先生に読んでほしいなと思いました。
この本は、何度も再読していて、なおかつページの折り込みも多くあるので、本棚に入れる時に、自立してくれないほどに(笑)
森川先生が書かれた本は全て読み込み、今の私の実践の多くの参考にさせてもらっています。私にとっての教育観をつくる幹になっています。
熱い思い、授業への向き合い方、教師として必要なこと・・などなど。
私は、森川先生から学んだ、この方法を実践しています!
森川先生の言葉、「習慣、この小さな行動の繰り返しが人生をつくります」は、ボクの胸に刻み込まれた言葉の一つです!
初任者に読んでほしい本②「授業の腕を上げる法則」
学校の時間の大半は授業です。
先生の中では、「授業じゃなく学級経営ができてたらそれでいい」とおっしゃる方もいますが、私は断片的に考えてはいません。
「授業と学級経営は両輪である」
その中で、授業の腕を磨くのは、初任者に限らず全ての教師に共通するもの。
技術があれば、授業がうまくなり、子どもが学校を好きになる。
昔からある名著ですが、今でも通用する基本的かつ、重要なことが書かれている一冊。この春に、ボクも再読してみようかな。
文庫本サイズで持ち運びしやすいですよ!
初任者に読んでほしい本③「新卒教師時代を生き抜く学級づくり3原則」
この本は、初任者の先生向けに書かれた本で、クラスを荒れさせない方法を具体的に書かれています。
実は、私が初任者の先生と学年を組んだときに、その方にプレゼントしました!
「学級づくり」「授業づくり」における3原則を掴んでおくことで、どのような1年にしたらいいかが読んでいると見えてきます。
章立てが細かく、本を読むのが苦手な人も読みやすい!
初任者に読んでほしい本④「できる教師のすごい習慣」
人は、習慣によって成り立っています。
教師の仕事は忙しいです。忙しさが、教師の心身を疲れさせることも。
実は、ボクが10年以上現役で小学校の先生をしていて思うことは、
「教師の疲れはそのまま目の前の子どもたちに影響する」
私は一度、病気休暇を取得して、学校現場から離れた経験があります。
その時の心身は、ほんとうにズタボロ。
子どもたちが元気になるためには、教師が元気でその元気で子どもたちを元気にすること。
そのために何をすればいいかが書かれている本です。
著者の山中先生は、メルマガも発行されていて、私は毎日そのメルマガを読むほど参考になります。
また、山中先生が出された本に、共著としてボクが執筆させていただいたことも。
「本を執筆」が夢の一つであるボクの第一歩でした!
初任者に読んでほしい本⑤「先生が知っておきたい仕事のデザイン 教師1年目から1年間の見通しが持てる思考法」
初任者の先生にとっての1年間は、怒涛です。目の前にあることを必死にこなす日々。
それが当たり前です。
でも、そのガムシャラな1年は絶対に無駄になりません。
私にとっての教師の原点は、10年前に初任者として5年生担任をしたあの1年です。
そのときのノートを読み返してみると、こんな言葉が!
「32人の子どもが「あ~5-2のクラス楽しかった!」と言える1年に絶対にする!」
当時のボクは、こんな抽象的な言葉でしたが、ボクにとってのビジョンでした。
私はビジョンを持つことで、子どもも成長できるし、教師である私も成長できると信じています。
著者の青山さん(あお先生)とは、対談させてもらい共感できることが多くありました。
ビジョン=成し遂げたいことを明確にして、そのビジョンに向けてたくさんの道筋を描く。最後は、道筋の中から選んだことを、継続できることに落とし込んで実行する。
シンプルな3つのプロセスが書かれた本ですね。
初任者で、見通しを立てるマインドを手に入れらていたら強い!
知見を広げたい初任者へ贈るビジネス・実用書5選
初任者に読んでほしい本⑥「人生を言いなりで生きるな」
私が著者の永松茂久さんとの出会いがビビッときたことを今でも覚えている。
30代になる直前に「〇〇の30代」とタイトルがつく本を読み漁っていたころに、「30代を無駄に生きるな」の本と出会い、この本の内容に感銘を受けたことがきっかけでした。
教師の笑顔が子どもの笑顔になる。
そのためには、思い通り楽しく生きること。
周りの人がどう思うかなど、選ぶ基準に入れなくてよくて、自分が思うままに動けばいい。
自分の生き方のスタンスを確立できたのも、この本との出会いが大きいなって思います。
ありのままの生き方こそ、宝ですよ。
ボクの自己肯定感をあげる方法をまとめた記事はコチラ!
自分の人生に熱量が欲しい時にぜひ!
初任者に読んでほしい本⑦「仕事も家庭も楽しみたい!わたしがラクする家事時間」
春から教壇に立つ初任者の先生も、仕事だけが全てじゃないですよね。年代や家族構成も様々。中には、パートナーがいたり子どもがいたりする方も。
私は、2年前に1年間育児休業を取得しました。それは、「大人も子どもも笑顔が一番」だと考えているから。
当時、周りにはその方法を取得した人がいなかったけど、ボクは絶対に後悔したくなかったから。
今では、最高の選択だったと思っています。
仕事も家事も楽しみたい中で、私は「時短家事コーディネーター」の資格を取得しました。
コレについての記事はコチラ!
初任者といえど、どれだけ忙しい日々を送っていても、帰宅してから出勤するまでは家族との時間や自分を見つめる時間にしてほしいです。
時間に追われず、時間を追いかけたいですね。
初任者に読んでほしい本⑧「即動力」
テレビで活躍されているロンドンブーツの田村淳さんの著書。私は、「行動で示す」ことを大事にしている1人です。行動力が大事というのは、子どもたちにも伝えるはず。
でも、大人の私たちが体現できているだろうか。
そんな中、この本と出会い、改めて即行動する力=即動力という言葉が好きになりました。
感じたら、今すぐ動く。思い立ったら、今すぐ動く。圧倒的なスピードをともなった行動力が即動力。
春から教壇に立つと、きっと初任者の先生は教師の仕事の幅広さに驚かされます。
4月からの新学期準備リストは、ざっとあげるだけで、こんな感じ。
- 学級通信第1号
- 出席簿氏名印
- 教室整備
- 本棚整理
- 掃除箱チェック・掃除ができる用具があるか
- 名前シール(名札入れ・つくえ・いす)
- 番号シール(靴箱・ロッカー・S字フック・傘立)
- 教科書を読む
- 引継ぎ児童・アレルギー対応児童チェック
- 支援学級児童の授業や今後のことを担当の先生と相談
- 提出物チェックシート作成
- 前の学年からの学習用具を分ける
- 初めの3日間の流れ
- 座席表づくり
- 机の配置
- 給食当番・掃除当番表作成
- 日直の仕事・朝の会・終わりの会のシステム
- 黒板メッセージ
- 宿題の見本作成
- クラス児童のフルネームをパソコンに単語登録
- 自己紹介カードの印刷
- 学習のルール明確化
ここに、事務手続きや学年で取り組む仕事、職員会議や部会など、4月から本当に慌ただしいはずです。
そんな中、まず行動することを身に付けている初任者の先生は、本当に重宝されること間違いなしです。これを機に習得したいですね。
初任者に読んでほしい本⑨「バビロン大富豪の教え」
初任者の先生は春から教壇に立ち、働くのだから収入を得ます。
- 「公務員だから、収入は安定している」
- 「ボーナスも安定して手に入れられる」
確かに、その点は他企業よりも優れていることも。
でも、お金の話をすると「銭ゲバかよ!」ってツッコミが出そうなぐらい、お金の話はシビアでしにくい(笑)
だからこそ自分で知識を掴み、学んでおくことが大切。
ボクも、お金に関する本は何冊も読んでいて、特にこの本が物語調で読みやすいです。また、マンガ化もされているので、そちらをチェックするのもいいですね。
公務員でも、自分の余生や今後の目標のためにお金を貯める・家計管理をすることは大事だと思いますね。
初任者に読んでほしい本⑩「限りある時間の使い方」
ビジネス書ランキングでも上位に名を連ねたこともある名著。
最後に、この本を紹介しようかと迷いました。
なぜなら、「自分が初任者の時に、時間を意識するのはあまりにも難しかった」から。
自分が考えられなかったからこそ、紹介したのには理由があります。
「今を大切にしてほしい」からです。
初任者にとって、意識することが難しいとされている「時間」
子どものために、授業のために、日々の時間を費やすことにボクは大賛成。
自分が気の済むまで、教材研究したり、子どもの事実を掴みに行ったりすることは、絶対に貴重な経験となるから。
でも、時間というのはベテランの先生も、初任者の先生も1日24時間に変わりはない。
限られた時間の中で、「教師になってよかったな」って思えるのは、時間の使い方を意識できるかどうかによる部分も大きい。
さらに、時間と言うのは取り戻すことができません。
つまり、「今やってみたいことは今やっておくこと」です。
私が2年前に取得した、育児休暇もその一つ。
初任者の先生であっても、今後取得してみたい!と思うことは、当然あっていいんです。 もし、興味があったり取得したいけど何をしたらいいかがわからない人は、この記事を読んでみてください。
この本の中に、こんな言葉があります。
「人生とは時間の使い方そのものだといっていい」
300ページを超す、少し骨のいる本かもしれませんが、ぜひチャレンジして読んでみてくださいね!
まとめ 初任者の方へ ノボルからの言葉
いかがでしたか。
初任者を思って丁寧に選んだつもりでしたが、やっぱり悩みに悩みました。
いい本ってたくさんありますね。
ところで、社会人の平均勉強時間は、どれくらいだと思いますか?
総務省によるデータだと、「6分」だそうです。
つまり「平均は6分」だけど、
「全員が毎日6分勉強しているわけではない」
ということです。
電車に乗って本を読むだけで、他の社会人よりも勉強していることになりますね!
目の前にいる子どもたちは、毎日一歩ずつ成長します。
私たち大人も負けじと、成長したいものですね。
初任者の先生、この春に一冊手に取ってみませんか?
ともに成長していきましょう!
以上、「年間100冊読む現役の小学校教員が春から小学校の初任者になる人へオススメ10選」の話題でした。
ほいじゃあね~👋