こんにちは。ノボルです。教育、子育て、習い事を共育=「大人も子どもも笑顔になる」と捉えて、頑張っているママパパさんの力になりたいと発信しています。
- 最近注目されている「非認知能力」って何?
- 子どもの非認知能力の伸ばすにはどんなことをすればいいの?
- 子どもの非認知能力を伸ばす習い事があれば教えて!
一般的には、「非認知能力」は成長してからも伸ばすことができますが、土台は3歳までに作られ、幼少期に身につけておくといいと言われます。でも、何をすればいいかわかりませんよね。
私ノボルは現役小学校教師11年目になります。これまで、1年生の担任から6年生の担任まで全学年担任を経験しています。「子どもと大人が笑顔になることが教育」だという信念のもと、向き合ってきました。10年以上の教師人生と我が家でも6歳の娘と2歳の息子を持つ父親です。失敗や挫折を繰り返し、ようやく子育てと教育、そして習い事には共通するものがあるなという答えに辿り着くことができました。
この記事では、数値で測れる学歴やIQなどと違い、目に見えず数値化しにくい内面のスキルのことを指す「非認知能力」が伸びる習い事を紹介します。
この記事を読めば、お子さんの将来について「点数ではなく、目に見えない内面スキルが重要」と考えられているママパパさんが、お子さんに習わせる習い事への不安が解消します。
ノボルが父親として、そして10年以上教壇に立っている教師として培ってきた経験をこの記事に凝縮しました。「非認知能力を伸ばす習い事を知りたい」人は、最後までお読みください。
非認知能力とは?
まずは、非認知能力の説明の前に、反対の認知能力について説明します。
認知能力とは、IQや偏差値、学校のテストなどの数値化できる能力のことです。テストを受ければ点数や偏差値がでますよね。これが、目に見えて数値化されている認知能力ということになります。一方、非認知能力は、純粋な知識や学力だけでなく、人間関係や日常の生活において重要なスキルや資質のことを指します。
これは主に感情、意欲、社会性などの領域に関連しており、単なる知的な能力だけではなく、個々の人が成功や幸福を追求する上で不可欠な側面です。例えば、集中力や忍耐力、協力心、柔軟性、自己管理能力、問題解決能力などが非認知能力に含まれます。これらのスキルは、学業成績だけでなく、将来の仕事や人間関係においても大きな影響を与えます。子ども時代にこれらの能力を育むことは、将来の成長と成功につながる重要な要素と言えるでしょう。
非認知能力の代表的な資質を8つに分類します。
- 集中力
- 忍耐力
- 協力心
- 柔軟性
- 自己管理能力
- 問題解決能力
- 社会的スキル
- 自己認識
これらの非認知能力は、個々の人が成功や幸福を追求する上で重要な役割を果たし、教育や日常生活で育成されることが期待されています。
非認知能力は点数化できないもので、お子さんが将来の成長と成功につながるのに重要な能力なのですね。
子どもの非認知能力を伸ばす習い事を選ぶポイント
自然体験・地域体験
自然体験や地域体験は、子どもの非認知能力を豊かに育むための素晴らしい習い事となります。まず、自然体験は集中力を高めます。自然の中で植物や動物を観察することで、子どもたちは注意を集中させ、細部に敏感になります。また、自然の中での冒険や探索は柔軟性を養い、新しい状況に対応する力を育みます。
地域体験も重要です。地元の歴史や文化に触れることで、子どもたちは自分の属するコミュニティへの理解が深まり、社会的スキルが向上します。地域のイベントや博物館への訪問は、協力心を養い、他者との協働を通じて学ぶ場を提供します。さらに、自分の環境に対する理解が深まることで、地域への愛着心や責任感も生まれます。
これらの体験は、自己管理能力を向上させる手助けともなります。屋外活動や地域のイベントに参加することで、時間やエネルギーを適切に使う方法を学びます。また、問題解決能力も養われます。自然や地域でのさまざまな状況に直面することで、子どもたちは創造的で柔軟な解決策を見つける力が身につきます。
自然体験と地域体験は、子どもたちが豊かな経験を通じて成長し、非認知能力を磨く上で貴重な機会となります。親や周りの大人がこれらの要素を考慮して習い事を選ぶことは、子どもたちが健やかに発達し、将来の挑戦に対処できるようサポートする一環となるでしょう。
自然体験・地域体験は子どもたちが豊かな経験を通じて成長し、柔軟な解決策を見つける力が身につきますね。
長く続けられること
子どもの非認知能力を伸ばす習い事を選ぶ際に、長期間にわたって続けられることが重要です。なぜなら、長期間の取り組みが持続的な成長を促進し、非認知能力を根本的に発展させるからです。
まず、長期的な取り組みは集中力を向上させます。何かに真剣に取り組むことで、子どもたちは徐々に深い集中力を養い、物事に対する興味を持ち続けることができます。例えば、楽器の演奏やアート活動など、時間をかけてスキルを磨く習い事は、子どもたちに継続的な興味を与えるでしょう。
また、長期間の活動は忍耐力を培います。最初は難しく感じることも、継続的な努力と経験を通じて克服され、子どもたちは自分の成長を実感できます。この過程での挑戦や克服が、忍耐力を鍛え、困難に対してくじけずに取り組む意欲を引き出します。
協力心も長期的な習い事で培われます。グループアクティビティやチームスポーツなど、他者との協力が欠かせない活動は、お互いをサポートすることを学び、共に成長する経験を提供します。このような連帯感があれば、子どもたちは習い事を通じて仲間とのつながりを大切にし、積極的に参加し続けるでしょう。
最終的に、長く続けられる習い事は子どもたちに自発的な学びと継続的な成長の機会を提供します。親や周りの大人は子どもたちの興味や能力を尊重し、楽しみながら取り組める環境を提供することで、長期的な継続が可能となり、非認知能力をより効果的に伸ばすことができるでしょう。
最初は難しく感じることも、継続的な努力と経験を通じて克服され、子どもたちは自分の成長を実感できますね。
子どもの興味に合っていること
子どもの非認知能力を伸ばす習い事を選ぶ際に、子どもの興味に合ったものを選ぶことは極めて重要です。興味を引く活動に取り組むことで、彼らはより自然に学び、成長することが期待されます。
まず、子どもが興味を持っている習い事は、集中力を高める助けになります。興味を持っているとき、子どもたちは自然にその活動に没頭し、継続的に取り組むことができます。例えば、興味を持っているテーマや活動に基づいた科学クラブやアートクラスは、彼らの集中力を向上させるでしょう。
また、興味深い習い事は忍耐力を養う一助となります。困難に直面しても興味を持っていると、子どもたちは挫折を乗り越えるための強い意欲を持ち、続けることができます。例えば、興味を持っている楽器やスポーツを学ぶことで、時間と労力をかけた取り組みが忍耐力を育むことにつながります。
協力心も興味に合った活動で発揮されます。同じ興味を共有する仲間たちと一緒に学ぶことで、チームワークや協力が生まれ、共に成長する喜びを味わえます。例えば、興味を持っているスポーツチームやクラブに参加することで、仲間たちと協力しながら学ぶことができます。
最終的に、子どもの興味に合った習い事は楽しさと学びを結びつけ、自己管理能力を向上させる要因となります。子どもたちが自分で選んだ活動に興味を持ち、自主的に取り組むことで、時間やエネルギーの適切な管理が身につきます。親や指導者は子どもたちの好奇心と興味を尊重し、その土台の上で非認知能力を伸ばす習い事を提供することが大切です。
非認知能力を伸ばす習い事は、困難に直面しても興味を持っていると、子どもたちは挫折を乗り越えるための強い意欲を持ち、続けることができます。
現役小学校教師が選ぶ、子どもの非認知能力を伸ばす習い事5選
私ノボルは、10年以上学校現場で働いている現役の小学校教師です。そんな私が、点数ではない非認知能力を伸ばすための習い事を5つ紹介します。小学校の現場でも、評価が見直され、子どもたちの成績を知識だけでなく、「学びに向かう力・人間性等」の項目が追加されました。つまり、学校現場でも非認知能力を伸ばす授業づくりが行われています。
だからこそ、私しか紹介できないポイントで紹介しますね!
ボーイスカウト
ボーイスカウトは非常に総合的であり、特に協力心とリーダーシップを発展させる上で有益です。キャンプやアウトドア活動を通じて、子どもたちは仲間と協力し、困難な状況に対処する力を身につけます。さらに、リーダーシップの機会が多いため、他者を指導し、グループをまとめる経験を通じて、問題解決能力も養います。ボーイスカウトは自然体験と冒険を通して、柔軟性や忍耐力も向上させます。
ダンス
ダンスは身体的な側面だけでなく、非認知能力も豊かに発展させる素晴らしい手段です。リズム感を養うことは集中力を高め、振り付けを覚えることは記憶力と柔軟性を向上させます。また、ダンスは表現力豊かなコミュニケーションの手段であり、協力心を育みます。グループでのパフォーマンスを通じて、チームワークや相互理解を深め、社会的スキルを伸ばすこともできます。
絵画・手工芸などのアート活動
絵画・手工芸は想像力と創造力を刺激するのに最適です。子どもたちは自らのアイデアを形にし、独自の視点で物事を捉える力を養います。同時に、集中して作業することで忍耐力が向上し、細部への注意を高めます。材料や技術の変化に適応する柔軟性も発展します。絵画や手工芸は自由な表現と創造的な問題解決の場であり、子どもたちの非認知能力を豊かにします。
プログラミング
プログラミングは論理的思考と問題解決能力を発展させる効果的な手段です。コードを組むことで、子どもたちは論理的なステップで課題にアプローチし、システムを理解する力を身につけます。また、プログラミングは実践的な挑戦を提供し、エラーから学ぶ柔軟性を促進します。チームでのプロジェクトでは協力心やコミュニケーションスキルも養われます。
料理教室
料理教室は計画力と協力心を発展させるのに適しています。レシピを読み、材料を計量し、手順を守ることで、子どもたちは計画的に作業する能力を向上させます。同時に、料理はグループでの協力が不可欠な活動であり、仲間たちとの連携を通じてコミュニケーションスキルも伸ばされます。食材や調理法の変化に対処する柔軟性も同時に鍛えられます。
非認知能力=社会に出たときに必要な「生きる力」
非認知能力は、社会に出たときに必要な「生きる力」を形成する上で不可欠な要素です。これは、純粋な知識や学力だけではなく、人間関係や日常の生活において求められるスキルや資質を指します。
まず、集中力や忍耐力は、社会での仕事やプロジェクトにおいて重要な役割を果たします。長時間の業務や難しい課題に対処するためには、物事に深く集中し、途中で挫折せずに継続する力が必要です。これらの非認知能力は、個人が目標に向かって努力し続ける意志や忍耐強さを形成します。
協力心やコミュニケーションスキルは、職場や社会での人間関係の構築に欠かせません。チームワークやプロジェクトへの参加において、他者と協力し、コミュニケーションを円滑にとることが求められます。これにより、社会全体が協力と連帯の精神によって成り立つことが可能となります。
柔軟性や適応力も、急激な変化や新しい状況に対処するために不可欠な要素です。現代の社会は急速に変化し、新たな課題や環境に柔軟に対応できる人材が求められます。非認知能力が備わることで、変化に対する適応力を高め、新しい状況に自信をもって対処できるようになります。
問題解決能力は、日常の様々な状況において有益です。困難や課題に対して論理的で創造的な解決策を見出す力は、個人が生き抜く上で重要な手段です。これにより、個人は自分の目標に向かって行動し、成果を上げることができます。
最終的に、これらの非認知能力が豊かに備わることで、社会に出たときに必要な豊かな対人関係を築き、変化に対応し、困難を克服する強さを発揮できるようになります。したがって、教育や習い事を通じてこれらの能力を養い、個人が社会に出たときに活かせるような土台づくりが重要です。非認知能力が備わった個人が生きる力を発揮することで、社会全体もより活気づき、持続可能な発展が促進されるでしょう。
以上、「点数じゃない?子どもの非認知能力を伸ばす習い事とは?選ぶポイントも解説」という話題でした。
お子さんのために、時間とお金をかけて行うのが習い事。少しでも安心して通うことができる習い事が見つかるように発信しています。参考になったなと思った方は、他の記事も読んでいただければ最高です。
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