こんにちは。9月に入っても猛暑が続き、常に汗が止まらないノボルです。
教育、子育て、習い事を共育=「大人も子どもも笑顔になる」と捉えて、頑張っている若手先生や仕事と家事に追われるママパパさんの力になりたいと発信しています。
さて今回は、「働き方改革」編ですね。
みなさんは「働き方改革」と聞いてどんなことを思い浮かべますか?
ボクは、残業時間を減らすことだワン!
私は、なんか国が進めているな~って感じで自分のこととは思っていないニャン。
1人ひとり思い浮かぶことが違うと思います!
働き方改革は、教員にとっても重要なテーマとなっています。長時間労働や業務過多が問題視される中、自らの働き方を見直し、より効率的かつ健康的に過ごすことが求められています。
この記事では、10年以上教壇に立ち、全学年担任経験がある現役小学校教員ノボルが実際に実践している「働き方改革」を10選ご紹介します。
どれもすぐに取り入れられるシンプルな工夫ばかりで、日々の業務をスムーズに進めるヒントが満載です。小さな改善が積み重なることで、大きな変化を生むこと間違いなし!今日から始められる働き方改革で、もっと充実した教員生活を手に入れましょう。
- ノボル先生が実践している働き方改革ってなに?
- 時短を行い、定時退勤をするにはどうすればいいの?
- 日々の業務をスムーズに進めるためのヒントってどんなこと?
ざっとあげただけで、これぐらいですね!
今回は、こんな人に読んでもらいたいです。
- 子どもたちが自分で動ける環境作りに興味があるが、どう始めればいいか悩んでいる先生
- 業務効率化をめざし、クラス運営をより円滑にしたいと考えている先生
- 授業中の進行がスムーズにいかないと感じている初任者の先生
子どもも大人も笑顔に。
ボクがこうして情報を発信しているのは、子どもも大人も笑顔である生活をたくさんの先生にしてほしいからです。
まずは、ノボルの自己紹介から!
- 『大人も子どもも笑顔になる』がモットー
- 現役小学校教師11年目。1~6年全学年担任経験あり
- Q-Uによる学級満足度90%越え
- 教育、ビジネス、自己啓発などを中心に年間100冊以上の書籍を読破
- 義務教育学校経験。小学校に所属しながら中1社会を担当経験
- 学年主任の経験
- 学級担任に加え、人権主担・生活指導部長・道徳推進教師など複数の校務分掌を掛け持ち
- 病休経験→働き方を見つめマインドを整え小学校教員として復活
- 娘と息子をもつ2児の父親『行動で示すカッコイイ父ちゃん』が目標
- 1年間の育短(週に3日勤務、2日を育休)経験
- 仕事と家事の両立をめざし、時短家事コーディネーター資格取得
- 30歳を機に、フルマラソン挑戦。以降、毎年フルマラソン参加。
行事ごとの反省を提出する
忙しいしバタバタしている学校現場では、行事後の反省を提出しない先生も多いのが現実です。しかし、反省を提出することは、個人やチームの成長に不可欠です。
反省を行う際には、単に問題点を指摘するだけでなく、必ず代案を提案することが重要です。問題の改善方法を具体的に示すことで、次回の行事がよりスムーズに進行し、効果的な改善が見込めます。また、反省を共有することで、他の教員も同じ課題に気づき、全体の向上に繋がります。
反省の提出を習慣化することで、学校全体の質が向上し、将来的な時間短縮や効率化が期待できます。
職員会議に提案することが多いノボルは、必ず行事ごとの反省は提出します。合わせて提案者にねぎらいの言葉を添えるとGOOD!
生成AI積極的活用
所見作成は児童の振り返りをもとにchatgptでたたき台を
所見作成は、時間がかかりがちな作業のひとつです。しかし、児童の振り返りをもとにChatGPTを活用することで、大幅に効率化することが可能です。
具体的には、児童が書いた自己評価や活動の振り返りを入力し、それを基にChatGPTが所見のたたき台を生成します。ただし、あくまでこれは叩き台にすぎません。
最後は担任として、各児童の実態や個別の成長、クラスでの様子を反映させて仕上げることが重要です。AIを上手に活用しつつ、教師の専門的な視点で微調整を行うことで、より充実した所見を短時間で作成できるでしょう。
ボクも1学期の所見は、chatgptをもとに作成しました!大幅な時短・効率化を実感したので試してみる価値ありですよ!
記録を残す
日々の授業で、積極的に参加したり、活躍が見られたりする子どもの記録を残すことは、評価や指導に大いに役立ちます。授業中に子どもたちの発言や行動に注目し、その都度簡単なメモを残しておくことで、定期的に振り返る材料となり、成績を公正に反映させることができます。
また、日々の記録は子どもを褒める機会にもつながります。些細な努力や積極性を見逃さず、適切なタイミングでフィードバックを与えることで、子どもたちの自己肯定感や学習意欲を高めることが可能です。さらに、記録を残すことで学期末や面談時に、具体的なエピソードを基にした指導や保護者とのコミュニケーションがスムーズに進む点も大きなメリットです。日常的な記録の習慣化は、子どもたち一人ひとりの成長を見守るうえで、欠かせない方法です。
さらに、授業の記録を残すという行為は、教師生活を送る上でさまざまな価値があります。
- 授業記録の目的は、保存・保管ではなく今の自分のブラッシュアップ
- 授業録音・授業録画で自分を客観的に見ることができる
- 目の前の子どもから学ぶこと
ボクが実践している、「授業記録」についての記事はコチラ!
定時退勤後の予定を予め設定する
定時退勤を実現するためには、意識的な工夫が必要です。その一つが、定時退勤後の予定を予め設定しておくことです。例えば、趣味の活動や友人との約束、ジムでの運動など、退勤後に楽しみにしている予定を入れておくと、それに間に合うように仕事を切り上げる意識が強まります。
こうした「定時退勤しないといけない」条件や環境を自分で作ることで、自然と効率よく仕事を進めるようになります。また、あらかじめ予定があると、その日の業務を見通し、優先順位をつけて進める意識が高まります。結果として、時間の使い方がより効果的になり、無駄な残業を減らすことが可能です。自分の時間を大切にすることで、仕事のパフォーマンスや心身の健康も向上するため、退勤後の予定を設定する習慣は、働き方改革において非常に有効な手段となります。
自分の時間を大切にすることで、子どもも大人も笑顔になるとボクは思っています。
テスト丸付けはその場で
みなさんは、単元の最後に行うテストの丸付けはいつに行いますか。放課後にコーヒーを淹れ、ホッと一息入れてから・・という先生が多いのではないでしょうか。
確かに、ホッとしたい気持ちはわかります。
でも、テストの丸付けを後回しにするデメリットもあります。
- 集中力が低下し、ミスが増えやすい。
- 他の業務に追われ、丸付けが後回しになる。
- フィードバックが遅れ、学習効果が減少する。
ノボル先生!じゃあ、テスト丸付けをその場でするとしても、良い方法を教えてほしいだワン!
テストの丸付けを最速にする方法はコチラ!
さまざまな方法を試してみたノボルだからこそ、今実践している方法なので参考にしてください!完ぺきではないので、「こんな方法がいいよ!」というご意見は、コメントまたはプロフィール欄にあるボクのところへ投稿してください!
学級活動のシステム化
学級活動をシステム化することで、教師の負担を軽減し、働き方改革を進めることが可能です。具体的には、子どもが自分で動ける環境を整えることが鍵となります。たとえば、掲示板にその日の予定や必要な準備物を掲示しておくことで、子どもたちが自分で確認し、行動できる仕組みを作ります。
これにより、教師が繰り返し指示を出す必要がなくなり、無駄な質問も減少します。
自分たちで動くシステムを作るうえで、ボクは掃除時間や給食時間が子どもたちの現状が表れるものだと思っています。
そこで、ボクが実践している給食指導や掃除指導についての記事はコチラ!
結果として、教師は本来の教育に集中でき、時間の有効活用が実現できます。最終的なゴールは「自治」。子どもたちが自分たちで考え、動くことができるクラスをめざすことで、教師と子どもたちの双方がより豊かな学びの環境を作り上げていくことが可能です。
学級のシステムをつくることで子供の成長が飛躍的に変わります!
掲示して示す
教室に掲示物を効果的に活用することで、教師の指示を大幅に減らすことができます。たとえば、課題の提出日や日々のスケジュールを掲示しておけば、子どもたちは自分で確認し、行動することが可能です。
これにより、教師が繰り返し口頭で指示を出す必要がなくなり、授業の流れを円滑に進めることができます。また、子どもたちが自分で考え、自主的に動く習慣が身につくため、質問や確認の回数も減少します。掲示物は視覚的にわかりやすく、常に目に触れる場所にあるため、子どもたちの意識を高め、クラス全体の自立を促す効果も期待できます。
自治=子どもたちが自分で考え、自主的に動く習慣が身につくためのツールとして掲示は有効だし、ボクも教室後方に掲示していますね。
学級通信で先手を打つ
みなさんは、学級通信を発行していますか?
毎月の行事予定や学習予定を示す学年通信とは別に、学級通信は出す・出さないは強制ではないものです。ですが、ボクは学級通信をなぜ発行するのかは保護者だけでなく、子どもの成長にも大きくつながると考えています。
- 【子ども】モチベーションと自己肯定感を向上させる
- 【保護者】学校の”いま”を伝えることで連携を強化
- 【社会】共同体としての意識を育む
学級通信を通じて教師が子どもたちに対してポジティブなメッセージや励ましの言葉を送ることで、子どもたちは自分の成長や努力が認められていると感じます。
私ノボルは現役小学校教師11年目になります。これまで、1年生の担任から6年生の担任まで全学年担任を経験しています。毎年100号以上の学級通信を作成し、時には1年間で230号発行したことも。10年以上の教師人生と我が家でも6歳の娘と2歳の息子を持つ父親ですので、効率よく、子どもの心に刺さる学級通信の作成を心がけてきました。
どんな学級通信を作成しているかについての記事はコチラ!
年度末反省で意見を書く
- 代案を出す
- 感想だけでなく、自分の意見を書く
学校現場では、行事ごとに配られる反省用紙に個人の感想や意見を書く機会がありますが、実際には提出しない教員も多いのが現状です。忙しさや形式的な作業と感じてしまいがちですが、この反省は学校行事の改善に不可欠な要素です。
特に、ただの問題提起ではなく「代案を出すこと」が重要です。改善点を挙げるだけでなく、具体的な解決策を提案することで、建設的な議論が生まれます。また、自分の意見を積極的に書くことも大切です。他の教員と異なる視点や気づきを共有することで、学校全体の取り組みがより充実し、無駄な手間やミスを減らすことができます。すべての教員が反省を書き、代案を提案することで、次の行事運営がよりスムーズになり、働き方改革にもつながるでしょう。
ただの問題提起ではなく「代案を出すこと」が重要!
本を読んで「ジブンスキャン」
自分の”いま””現在地”を知る
結論から言うと、教師は教育書だけを読んだらいいわけではありません。
ボクは、教育書も読みますが、ビジネス書や自己啓発本を読むことも少なくありません。
ボクが思う、この本は一見の価値あり!をまとめた記事はコチラ!
書籍を読むことは、自分の「いま」を客観的に見直す機会になります。教師は忙しさの中で日々をこなしていくうちに、自分の指導法や考え方が無意識のうちに固定化してしまうことがあります。
そうした状況で書籍を手にすると、他の教員や専門家の視点を知り、比較することで、自分がどこに立っているのか、何が足りないのかが明確になります。これは「現在地」を知るための大切な作業です。自分の強みを確認しつつ、改善すべき点や新しい取り組みを見つけることができれば、日々の業務においてより効率的で効果的な手法が見つかるでしょう。
自己分析を通じて働き方改革を進めることで、忙しさの中にも余裕を持ち、教師としての成長を促す第一歩となります。
新しい価値観に出会い、アップデート
書籍を読むことで、これまで知らなかった新しい価値観や教育哲学に出会うことができます。現代の教育現場は常に変化しており、新しい指導方法や技術、理論が日々生まれています。その中で、最新の情報や異なる視点に触れることで、自分の教育スタイルや働き方を見直し、アップデートすることが可能です。
また、他者の成功事例や失敗談を知ることで、自分の業務や指導に対する考え方が広がり、柔軟な対応力が身につきます。こうした知識の更新は、日常業務の効率化や無駄の削減にもつながり、結果的に働き方改革を促進する原動力となります。
読書は私たちに未知の出会いをもたらす。
新しい知識を取り入れることで、教師としての成長はもちろん、自分自身の働き方にもよりポジティブな変化が生まれるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。ボクが実践しているものをまとめてみましたが、「私も!」ってのがありましたか?
- 行事ごとの反省を提出する
- 生成AI積極的活用
- 記録を残す
- 定時退勤後の予定を予め設定する
- テスト丸付けはその場で
- 学級活動のシステム化
- 掲示して示す
- 学級通信で先手を打つ
- 年度末反省で意見を書く
- 本を読んで「ジブンスキャン」
現役小学校教師が実践している働き方改革のポイントは、個人でできる小さな取り組みを積み重ねることにあります。授業中の記録を残す、定時退勤後の予定を設定する、教育書を読み自分をアップデートするなど、日常の中で少しずつ改善を図ることで、働き方は大きく変わります。
大切なのは、周りの人を非難するのではなく、自分自身でできることに焦点を当てて行動すること。小さな積み重ねが、やがて大きな成果を生み出し、教員としての成長と充実した生活につながるでしょう。
このほかにも、たくさんの個人レベル働き方改革があると思います。
ぜひ、コメント欄やプロフィールにあるボクのところに教えてください!
ともに、学び続けていきましょう!
以上、【今日からできる】現役小学校教員が個人で実践している働き方改革10選という話題でした。
ほいじゃあね~👋