こんにちは。ノボルです。教育、子育て、習い事=「大人も子どもも笑顔になる」と捉えて、頑張っている若手先生や仕事と家事育児の両立が大変なママパパさんの力になりたいと発信しています。
- 4月から夢だった小学校の先生になれる!ワクワク!
- でも、何から始めたらいいか全然わからない・・
- 4月からの新年度何をしたらいいかを教えて!
一般的に、4月は会議や学年で決めることなど先生たちにとって本当に忙しいです。私にもわかります。
私ノボルは現役小学校教師11年目になります。これまで、1年生の担任から6年生の担任まで全学年担任を経験しています。「子どもと大人が笑顔になることが教育」だという信念のもと、向き合ってきました。10年以上の教師人生と我が家でも6歳の娘と2歳の息子を持つ父親です。失敗や挫折を繰り返し、ようやく仕事も家事育児も「楽しくごきげんに」が実現できるようになりました。
この記事では、1年の中でも特に忙しい新年度を迎えてから何をすればいいかが一瞬でわかる一覧を作成しました。
この記事を読めば、初任者の先生はもちろん、4月の初めに忙しさに追われている先生が定時退勤を実現できます。
ノボルが父親として、そして10年以上教壇に立っている教師として培ってきた経験をこの記事に凝縮しました。「新年度何をすればいいか知りたい」先生は、最後までお読みください。
- 『大人も子どもも笑顔になる』がモットー
- 現役小学校教師11年目。1~6年全学年担任経験あり
- 教育、ビジネス、自己啓発などを中心に年間100冊以上の書籍を読破
- 義務教育学校経験。小学校に所属しながら中1社会を担当経験
- 学年主任の経験
- 学級担任に加え、人権主担・生活指導部長・道徳推進教師など複数の校務分掌を掛け持ち
- 病休経験→働き方を見つめマインドを整え小学校教員として復活
- 娘と息子をもつ2児の父親『行動で示すカッコイイ父ちゃん』が目標
- 1年間の育短(週に3日勤務、2日を育休)経験
- 仕事と家事の両立をめざし、時短家事コーディネーター資格取得
- 30歳を機に、フルマラソン挑戦。以降、毎年フルマラソン参加。
学年主任の先生向け 4月からの新年度準備リスト
私はこれまで学年主任を何回も経験してきました。特に4月のはじめの学年会では、1年間の方針などを話し合っていくため、時間が必要です。学年の仕事を一覧にしてみました。
- 担当クラスの決定
- 部会の決定
- 企画部の決定
- 会計・学年だより・HP担当決定
- 音読カード作成
- 学級通信をつくることを学年の先生に伝える
- 学校の決まりについての確認
- 呼名の仕方を統一
- 宿題の出し方・休み時間の過ごし方について
- 交換教科の決定
- 春の遠足の日程・行先
- 名簿作り(成績)
- 名簿作り(出席表)
- 名簿を管理職and事務の先生and専科の先生へ提出
- 要録・健康診断・歯科の紙媒体を新クラスに分ける
- テスト・ドリル・ノートの注文
- 学年集会で話す内容・統一することの確認
- 時間割作成
- 購入備品決定
ざっと、これぐらいはあるかと思います。これらを一つずつ抜けなくこなしていくのだから、時間はかかりますよね。
これを見ただけでも、やることが多くてぞっとしますね。でも、大丈夫!やることが見えているから!ゲーム感覚で終わったらチェックしていこう☆
初任者でも使える!新年度準備リスト
続いて、学級の準備です。
- 学級通信第1号
- 出席簿氏名印
- 教室整備
- 本棚整理
- 掃除箱チェック・掃除ができる用具があるか
- 名前シール(名札入れ・つくえ・いす)
- 番号シール(靴箱・ロッカー・S字フック・傘立)
- 教科書を読む
- 引継ぎ児童・アレルギー対応児童チェック
- 支援学級児童の授業や今後のことを担当の先生と相談
- 提出物チェックシート作成
- 前の学年からの学習用具を分ける
- 初めの3日間の流れ
- 座席表づくり
- 机の配置
- 給食当番・掃除当番表作成
- 日直の仕事・朝の会・終わりの会のシステム
- 黒板メッセージ
- 宿題の見本作成
- クラス児童のフルネームをパソコンに単語登録
- 自己紹介カードの印刷
- 学習のルール明確化
このぐらいでしょうか。ポイントは、「すきま時間でできることをドンドンやる」ということです。4月の初めは、校務分掌や担当の部会会議が多く、そこで時間を使います。会議と会議の間の時間などに、すき間時間にできることをサクサクと。大事なのは、すきまができたときにやることがわかっていることです!
学校の先生の本業は「授業」そのための教室環境は手を抜いちゃダメ!時間を見つけて、クラスのことや子どものことを思いめぐらそうね。
後で大変になる前に!新年度準備、事務仕事リスト
- クラス児童ふりがな確認
- ネームプレート作成
- クラスノートに氏名印
- 年間行事予定をカレンダーに書き込む
- 提出書類チェック
- 配布書類まとめ
- 配布教科書チェック
- 1週目の週案
- 家庭訪問用の地図作成
- 視聴覚機器の受け取り
- 家庭連絡カードを分ける
- 要録・歯科・健康診断表・個人カードを並べ替え
- 要録・歯科・健康診断表・個人カードに新学年のクラス・出席番号記入
- 家庭環境調査票の回収・保管
- 結核問診票の回収・保管
学級のことよりも学年のことが優先になり、気づけば「もうこんな時間か・・」となるのが4月はじめあるある。基本は、すき間時間にどれだけやれるかです。
学年の先生と1年間ともに汗を流すのだから、コミュニケーションも忘れてはいけません。わからないことはどんどん話しかけていきましょう!
ノボルが学級開きにこれだけは伝えるたった1つのこと
初日は始業式や配布物など、することが本当に多いです。「初日だから」「初めの出会いは大切」確かにそうです。教室で大切にしてほしいことや3月の目標など、語りたい気持ちはわかりますが、伝えることが多すぎて子どもの心に刺さらないと本末転倒。そこで、私は1つだけ伝えるようにしています。それは、「私とは〇〇な人」です。
- 黒板に「やれば〇〇〇」と書く。
- 「〇〇〇に入る言葉がわかる人、手を挙げます」と聞く。
- 手を挙げている人をべた褒め。
- ここで、「やればできる」が出てくる。
- 正解!でも、先生は違います。
- 「やれば伸びる」と書く。
- 先生は、1年間あなたたちのことを「できる・できない」で見ません。「伸びている・伸びていない」で見ていきます。世界一のクラスをつくりましょう!
初日は、「この先生、おもしろそう!」が子どもに響いたら大成功!そう思って、伝えることは1つに絞ることをオススメします!
新年度も、ぼちぼちやっていきましょう!
最初から飛ばしすぎると大変ですよ!
以上、「【小学校の先生向け】これで安心!4月からの新年度準備リストを一覧にしました!」の話題でした。
3学期はあっという間に過ぎるもの。年度末にするべきことはコレ!
3月までの春休みにすることはコレさえしておけば間違いない!